潰れた本屋の元店員は、対象読者別というのを解説する。①児童向け

 では、年の若い順に対象読者というのを解説します。


 ①児童向け


 児童書のお問い合わせでよく聞かれるのは、有名な作家さんやタイトルより、


 「小学四年生向けの本は、どこですか?」とか、


 「この本は、いくつぐらいから読めますか?」とかの“対象年齢”。


 対象年齢のお問い合わせは、他の分野ではまずない……児童書だけの特徴です。


 問い合わせを受けた側としても、本のカバーとか帯に「小学四年生から」とか、「小学高学年より」とか、でっかく書いてある本ならともかく、そうでない本の場合、担当外の自分は見ただけではわからなくてよく困ったものでしたが、当時、児童書の担当だった女性は、さらりと答えるのでいつも感心していました。


 どうしてわかるのか、彼女に尋ねたことがあるんですが、


 「息子ちいさいころ思い出して」


 ですって。さすがですわ。

 

 ついでに言うと、児童書の対象年齢は書籍の検索サイトで調べられますので、ご参考までに~。


 ここに児童向け作品の専用ページを作るとしたら、対象年齢は……角川つばさ文庫さんにならって8歳~13歳……学年だと小学中学年から中学生くらい? でしょうか。


 絵本なら0歳向けからあるので、絵があれば0歳からでもいけると思う(もちろん0歳児はひとりで読めませんが)のですが、カクヨムに画像を挿入する機能はない(2018年1月現在)ので、字だけの本をひとりで読めるようになった少年少女向けということで。


 あ~でも、画像を表示する機能は、個人的にすごく欲しい! あんまりそちらに力を入れすぎると「小説」投稿サイトでなくなるので、あまり大げさなものでなくていいのですが、表紙や挿絵……イメージ・イラストが1枚あるか、ないかではだいぶ違うし、表紙買いで自分好みの作品に出会えることは結構普通にありますからね。


 レビューに画像を表示する機能があったら、POPも描けるのに~って、POPについて語ると長くなるので、話を戻します。


 小学校中学年から読めるように漢字にはふりがなをつける……とか児童向けならではの配慮が必要でしょうか。ほんきと書いて本気マジと読むとかじゃなくて、ちゃんと本気ほんきなのを。小学生が間違えて覚えて漢字のテストで0点だと困るので、マジ卍。


 あと、前にも書きましたが、性描写・暴力描写・残酷描写は禁止。もちろん、未成年の飲酒・喫煙もNG。もちろん、運営様のガイドラインに従いますが、児童向け作品のページを作るとしたら、ここだけはしっかり守らないといけませんね。


 読書も数をこなせばだいたい自分の好みの作品の傾向とかがわかるようになるけど、それ以前の若いかた向けなら、「SF」とか「異世界ファンタジー」とか「恋愛」とか「ミステリー」とか、いわゆるジャンルよりも、「男の子向け」とか「女の子向け」とか「創作童話」とかでざっくり分けていく感じがいいんでないかな、と。


 人気のタグに「万人向け」というのがありますけど、「万人」とは、“多くの人。すべての人。はんじん。(広辞苑第5版より)”。


 ここは日本語の小説投稿サイトなので、まず日本語が読めないといけないけど、多くの人。すべての人。には、男性・女性の他に、当然、大人・子どもも含まれますよね。


 大人の読者が楽しんでいる作品が、子どもの読者が楽しめる、とは限らないけど、子どもの読者が楽しんでいる作品は、大人も楽しめる作品の可能性がある(もちろん、その全てがというわけではありませんけど)。


 だから、「万人向け」作品なら、全年齢……大人でも子どもさんでも楽しめるものでないといけないと個人的には思うのですが……。


「物語を愛するすべてのひと」には、子どもさんの読者も含んでいますよね?


 ね? 運営様?


 

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