第18話 楽しげ
当日
nちゃんが 働いている病院の近くで、待ち合わせをした。
時間に行くと Nさんが来ていた。新車で ピカピカのマークⅡだ!
『どうも』と 挨拶して、『新車やぁ わぁ~新車の匂いがするぅ~』と
乗り込んで 内装の話をしていたら、Sさんが来た。2人共 車を降りて
3人で 立ち話状態で、どこに行こうかとか 話しをしていて。
結構 経ってから nちゃんが 「ゴメ~ん」と言いながらやってきた。
私は すっかりSさんの車に乗せてもらうつもりだったのに…
nちゃんが Sさんがイイって言いだして。それを Nさんに伝えると
Sさんも そうしたいって。うわぁ~ん;;って思ったんだけど
新車のマークⅡも 気になるから、それも良いかっと思って。
Sさんの車に nちゃんが乗って、私は Nさんの車に乗って
一路 海の方へ。あぁ こっちの方へ来るのは、Tさんの時以来だなぁ
っと 少し感慨にフケったりして。
Nさんは すごく話をしてきて、ずっと 楽しませようとして
くれてるのが、良くわかった。そんなに 悪い人ではない様だ。
ちょっと Sさん達の事が 気になったけど、遠巻きでも nちゃんは
楽しそうにしてるのが 見えたし、私は私で そんな感じで、ちょっと
モードが Tさんモードになってきてたから、あんまり Nさんに関しては
どうでも良いかな?っと思っていたりした。
車が停めれる所に 着いて、少し 海岸とか、皆と歩いたりして。
その時も nちゃんは、Sさんに くっついてたから、あんまり 私は
Sさんに 近づけなかった。『Sさんの事 気に入ったのかな…』と
ちょっと不安になった。Sさん自体は nちゃんにも 素っ気ない感じだけど。
ランチをどこかで 食べようって事になって、やっぱり nちゃんは
Sさんの隣を 陣取ってる。そうなると 私は、Nさんの隣。
4人で話ししていても Sさんは、あんまり しゃべらない。主に
Nさんが ワイワイ話してて、皆で それを聞いてる感じ。
そういう感じで 車に乗る配分?は、ずっと同じ。Nさんの車が 先に
走って、時々 停まって、降りて と 夕方になって、解散。
nちゃんは 夕方からも、仕事があると言っていたので 早々に帰って。
私は 自転車で、来ていたから そこで、2人と 別れた。特に
今後の事も 話さないままです。
だって 別に、Nさん 悪くはないけど、すっごくイイ!って訳でも無いし。
やっぱ Sさんの事が気になってたから、明日の学校の時に nちゃんに話を
聞こうと思って。
翌日の学校。
nちゃんが 来ていたから、昨日の事を話しに。
すっかり nちゃんは、Sさんが 気に入ったそうで、Sさんの連絡先も
聞いていたらしく、仕事が終わってからも 電話して、話したんだって。
え・・・
紹介の話をした時 私は、Sさんが気に入ってるって 言ったよね?
どっちの車に乗る?の話の頃から 何となくわかってはいたけど…
そ、そうなんだ、、、
nちゃんの働いている病院からは 他に2人、同じクラスの子が居て
その二人にも Sさんの話をしていて、もう彼氏感覚の ノりで、キャッきゃ
言ってる。
その状況で『私も…』とは 到底言える訳も無く、そっかと。
一緒になって 良かったね、ってな感じで 話を続けた。
ホンのちょっと 残念だったけど、そこまで 気持ちが傾いてた訳でも無いし
誰か居てくれてると良いなっとは思ってた位で、絶対 今、欲しいって事も無いから
別にいいか…っと。
そのまま 数日
学校へ行くと、nちゃんが
「今日 Sさんが、迎えに来てくれるの。Nさんも来るって」と言う。
nちゃんが Sさんと 連絡を取り合ってて、上手くいってそうなのは
わかってたんだけど、私は Nさんに、連絡する事も無いので 放置してた。
学校が終わって nちゃんと、玄関を出ると 2台車が停まってた。
私もnちゃんについて Sさんの車の方へ行って、Sさんに 挨拶
つかさず、Nさんが 降りてきて、こっちへ来る。
「〇〇ちゃん ちっとも連絡くれんのやも~ん」って おちゃらけた感じで
Nさんが 声をかけてくる。『病院の時は 電話とかできないから』と
nちゃんとSさんは この後、2人で デートの様だ。
Nさんが「どっか行こ?」と 誘ってきたけど、私は 仕事があるから
っと、伝えた。「終わるの待ってる」とも言われたんだけど、終わってから
病院出るのは 難しいから とお断り。
悪いなぁ っと思ったけど、実際 帰らないといけなかったから。
それから また、しばらくして
その日も nちゃんが、「Sさんが迎えに来てくれるんだぁ」と 嬉しげ。
私は 当番の日だったので、一緒には 出れなかったんだけど
出てみると まだ、Sさんの車が 停まってた。
横を通ると Sさんが「Nが来るって言ってたんやけどなぁ」と
私に言ってきた。「もう少し待ってて」 と言われても 私は
病院に戻らないと、当番で いつもより遅くなってるし
時間無いからって 帰りました。
あんまり 2人が仲良くしているのを 見たくなかったのかもしれないです。
病院に着く手前に 見覚えがあるマークⅡが、ハザード点滅させて停まってます。
近寄って行くと、□□駅で 最初に見た時みたいに、窓から 頭と両腕を出してきて
「良かった こっちの道通って、あっちの道から帰ってくるかと ヒヤヒヤした」
と 声を掛けてきました。
学校へ行くつもりだったけど 仕事が遅くなって、間に合わないから
病院で 待ち伏せしてたみたいです。それでも『これから戻るし、時間無いよ?』と
次の休み どっか行こう?っていうのを 決めたかった様です。
特に 予定が無いし。ここまでしてもらったら 断るのも、悪くて 約束しました。
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