幼少期 (小学校時代まで)

第3話 誕生

 母にとって 2度目の出産となる 私。

聞いている話だと 産気づいてからも、ノンキに 構えていた為

産院の玄関では もう頭が出掛かっていたらしい。


 そんなこんなで? 私は 無事に、この世で 産声を上げれた。

が、

両親は 思っていた程、喜んでは無いらしかった。


 何故なら

てっきり 男が産まれるとばかり思っていたそうだ。

 物凄く 張り出したお腹に、見る人見る人から

「絶対 男の子や」と言われており、当時 まだ、超音波エコーなど

普及もしていなかった時代。年寄りの 言う事は、間違い無いだろうと

信じていた様だ。

 それと 一人目が 女だったので、是非にも 男を と 望んでいた

親は 男性用の名前しか 考えていなかったと。

 私の名前は 母の実家のお向かいの豆腐屋さんが付けてくれた

名前だと、聞かされている。


 見事に 張り出たお腹から、出てきた 私は

生まれながらに 身体が大きかった。


 並の 男の子よりも、背が高かったりしたし。

近所には 同世代の女の子が居らず、男の子とばかり

遊んでいたから、自分は 男なんだと、小学校 入学前まで

思い込んでいた 節があります。

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