第2話 もう少し 私の事を…
確か 私が、自覚する 小さな頃は
「魔法使い〇〇〇」とか『魔女ッ子△△』だとか
魔法関連アニメが 盛んだった気がする。
漏れなく 私も、ハマっており。
いつか 何かしらの修行をしたら、魔法使いになれるのでは無いかと
かなり信じ込んでいました。
『何故 私は、魔法使いの家に 生まれなかったんだろう』
など、生まれた環境さえ 恨めしく思ったり。
『もしかすると □□さんは、魔法が使える人かもしれない』
なんて、有りもしない 疑いをかけて、観察に 勤しんだり。
果ては 勝手に、魔法の 修行は、人に見られては
イケナイと決め込んで、どうしてだか トイレにこもって
呪文めいた言葉を 唱えたり。
自分に 透視能力があると思い込んで
想い人が 今 何をしているのか、妄想を 映像化して
何やら 1人で恥ずかしい気持ちになったり。
何故 そんなに、魔法に憧れたのか…
要は 面倒くさがり、それが大きいかと。
何でもが 自分の都合のイイ様に、事が進めば それでイイ!と
楽したい 思いばかり 考えていたんだと思います。
それと…
世に言う「霊的現象」に、とても興味があったんです。
これは 信じる人・そうでない人と、色々 おありでしょうから
ただ単に 私事としての話。
少し ソウイウ現象を感じれる体質?傾向にある様なんです。
それを 小さい頃は、良く分からないまま 恐怖に感じて
意味無く 怖がる姿を、何度も 両親から 怒りをかい
黙っておかないと ダメなんだ、と 言い聞かせたりしていましたが。
同じ頃 「霊能者」や「UFO」等、未知なる力に関する TV番組も
多かった様に思います。その所為もあってか
どうしても 不思議現象への、探究心は 抑えれ無かった。
かと言って 勉強するタイプでも無く、
ただ
『自分には 特殊な力が備わってるはず』
と、 信じ込む・思い込む それだけの事です。
その根拠は
実は 母方の祖母も、いわゆる「ミえる人」として
戦時中 出兵している、旦那さん や 息子さんの様子を
尋ねに来る人に 状況を伝えていたんだと
母から 聞かされていたのが、強いかと思います。
母 自身は、「私には そんな力 一切無い、オバケだって 見た事無いもん」と
言っていますし。
祖母の その力は、母が 生まれた後、修行して 身につけたモノだとか。
それでも 私は、私には 何かしら、受け継いでいると 信じたかった。
その心は いつの時も、私の 根底にあり、実際 今も 持ち続けていて。
ここまで 自分は 元より、人にまつわる 不可思議現象や
心の動き、そういった事に 自然と敏感だったと感じます。
なので
自分で 察知したり 経験した事から、難を 回避出来たり
人の気持ちが ある程度、ヨめたりするのが、大勢おられる方々よりも
少し優れている、そんな気がします。
自分の 分かり得る感覚で、『こうすべき』とか、判断を下して
過ごしていたとしても、どうして こうなるのか、この行動は この為だったんだと
『自分の力じゃない ナニかの 力が働いて、こうなっている』
と、感じずにはいられない 体験を、いくつかして来れたので
それを この【キナリ】で 話していこうと思っています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます