奇抜とも独特とも言えず、なんとなく結末も読めてしまうようなお話ですが。それでも思いました、とっても素敵な作品です!孤独な竜が、誓約の元で人の姿を得る。強大な力を持っている割には竜が幼くて可愛かったです。欲を言えば、アーシェがもっとアーシェとしての暮らしをもっと読みたかったかなーと思いました。短編にしておくのは何だか勿体無い、そんな心温まる物語でした!
破られるためにある。約束とは果たされないもの。そして物語の終わりとは……そんな予定調和が、だからこそ美しい。そんなお話。どこかメルヘンチックでした。