ゴージャスでドラマティックな文体で綴られる、耽美な暗黒童話…… そんな「午後王」の章を、散文詩を鑑賞するように味わっていき、ため息をついて「昼下がりの少女」の章に移ると…… 文体と構成の妙が感動を倍…続きを読む
2話からなる短編小説。すごい発想であり、その発想を現実にする文章力も見事です。前段の、歴史書をひもとくような固い筆致から、後段の、少女の独白。そのギャップと、真相に、読み終わった後、もう一度最初…続きを読む
荘厳で幻想的な雰囲気で一国を支配する午後王の顛末を語る前半と、後半の妖魔の主観の語りが魅力的でぐっと惹きつけられる作品でした
とても美しいお話でした。特に前段と後段の緩急のつけ方が実に見事で、ぐいぐい引き寄せられてしまいました。 そしてこのサブタイトル。たった二つのサブタイトルですが、ここにこのお話の魅力が詰まっている…続きを読む
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