あとがき

 ここまで長らくのお付き合い、どうもありがとうございました。


 基本思い付きで小説を書き始める私。この作品もまた、某ゲームの貧乳四天王とそのおバカ弟子より設定を借り、厨二病ではちゃめちゃな娘がどうやって人間性(精神的な成長)を獲得していくのかというのを、それなりに真面目に書いてみたものです。またそんな弟子を持ってしまった、働き盛りのキャリアウーマンの苦悩、みたいなのも書いた――つもりなのですが、いかがだったでしょうか。


 え、全然そんなの感じなかった?

 すがすがしいほどバカ小説だった?


 おかしいなぁ……。(そらとぼけ)


 なんにせよ楽しんでいただけたなら幸いです。


 始まりこそ軽い口当たり。ライトでポップに始まりますが、いつもの調子でどんどん後半に進むにつれてドン引きするくらいシリアスに。というのは、もはや私の作風ですね。

 そこに加えて完全に趣味に走った設定に次ぐ設定。随所に滲み出る二十世紀までアリス感を感じ取ってくれるとうれしいのですが――ディアボリクァとか――それを抜きにしても、楽しめるように仕上がったはず。(うぬぼれ)


 もうちょっと掘り下げて話を続けることもできるとは思う&ここまで育てた朝倉やノエル、南条やカミュとバイバイするのはちょっと寂しくはあるのですが――まぁ、この作品で書けるものは書ききったかなと思っております。

 ちょうど1000話も超えたしね!! やったね!!


 という訳で、これにて本作「厨二病の弟子」は終わりとなります。

 ここまで続けられたのは、ずばり読んでくれた読者の皆さまのおかげです。


 ぶっちゃけ1000話とか追うの大変でしょう?

 毎日読んでも三年分ですよ三年分!!

 ひゃぁ怖い!!


 そんなのに付き合ってくれる人が、一人でもいてくれるんだから(実際には五人くらい)――そりゃ頑張るしかないでしょう!!


 とか、ちょっと気負って書いてた部分はあったりします。

 その気負いで、一人でも喜ばせることができたなら、個人的には成功かなと思っております。商業的には失敗なのかもですがね。


 けど私、商業作家じゃないし。

 別にいいもーん。(ひらきなおり)


 最後まで追ってくれた皆さまが、喜んでこの結末を受け入れてくれたなら、書いた人間としてこれほど冥利に尽きる物はないでしょう。重ね重ねになりますが、ここまでのおつきあい、本当にありがとうございました。


 どの作品もそうですが。

 WEBで連載した作品は私一人で書いた訳ではありません。

 応援してくれている皆さんと、一緒に造った作品だと思っております。

 そんな感じで、これからも皆さんと一緒に、楽しい世界を造っていけたらなと思っています。次回作を発表する際には、どうぞまたごひいきに。大したものは書けませんが、皆と一緒なら頑張れるぞと、そんな風に思っております。


 最後に。

 朝倉、ノエル、ポン子(最後出番なし)、南条、カミュ、パラケルスス、などなど。作品のキャラを愛してくださってありがとうございます。また、気が向いた時にでも、そういうやあんな奴らがいたなと思いだしてやってくれると嬉しいです。


 以上、katternでした。おつかれさまでしたー。

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厨二病の弟子 kattern @kattern

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