【あとがき】

一応全チェック完了ってことで……。


グリムノーツのコンテストの為に、この小説を書きました。まあ、実際にプレイしている身なので、このコンテストが開催されることをゲーム内でも知ったのですが……実際に小説にしてみると結構難しいものですね。


今回の題材は皆さん知っている『シンデレラ』


シンデレラには大まかに二種類ありまして、一つがペロー版『サンドリヨン』、もう一つがグリム版『アシェンプテル』。二つの意味はどちらも――灰かぶり姫。


シンデレラ自体の原本としては、実は世界中に色々あるらしく、昔から伝えられた民話や伝承って言った感じです。その話を最初にフランスの文学者ペローという方がお話として広めました。その際に、登場させたのが、魔法使いやガラスの靴、カボチャの馬車。その後、再び出したのが、グリム童話。


この二つの違いは、簡単に言えば、ペローは魔法、グリムは現実。もっと言えば、『でぃずにー』と『本当は怖い』に分けられます。今回は本当に怖いグリム版を題材としました。


プロローグの方は、この小説に合わせて後半を少し変更させてますが、最初の部分はグリム版とあっています。


題材も決まり、結末も描き、瞳を赤くして、いざ書こう! と思った矢先にもう一つ引っかかる場所が登場。それが――鳩ですね。


小説を書くにあたって、少しでも現実的な印象を与えるために、鳩に関しても調べました。で、実は鳩には大まかに『二種類』存在しているんですね。


一つが【キジバト】。もう一つが【カワラバト】


この二つの違い。大きく言えば、日本固有か? です。


私達がよく耳で聴いている、『ポッポー!』とか『ポーポー、ポポー、ポーポー』と低く笛のような音で鳴いているのはキジバトになります。


もう一つのカワラバトと言うのは、よく童話とか外国にもいる鳩。鳴き声は『クルックー』。もっと簡単に言えば、昔の伝書鳩とかのレースで使われるのはこちらです。


ただ、カワラバトは日本に流れて、今でのその数は結構なものになっているとか。よく公園などで集団にいるのはカワラバトになります。一羽で電柱に止まってるのがキジバトですね。


当初、脳内プロットの予定では鳩に「ホーホー、ホホー、ホーホー」と鳴かそうと思い、小説を書いていたのですが、中盤辺りで再び鳩を調べて、その事実が発覚。


全く別の鳩の種類になってしまうので、ここで矛盾が発生。思わず私、涙。

「そ、そんな……私の鳩、鳴いちゃうんだぞ、ポッポーって……バカ……」


出来る限りの矛盾を無くすために、予定としてあったラッパのようなものを利用してなんとか逃げ切りを。いやはや、バベル、恐るべしバベルの塔! やってくれましたねッ! ここにも影響を及ぼすとは!


グリムノーツの設定に関しては、色々な場所から情報を探ったのですが、プレイ人数が少ないのか? はたまた、ゲーム自体での情報量が少ないのかで、中々構成に苦労することも


小説内でも出来る限り、その世界観を出すために解説とした形で挟んでいます。終盤での会話内容は、私自身の見解? みたいなものになるので、その点はご了承を……ですね。


一応、出来る限り、読んでいて矛盾点が残らないようにはしています。


さて、今回のコンテスト、条件というものがありまして……一応、推奨という形にはなってますが


オリジナルキャラは一人まで

4~5話くらいに大まかに区切られていること

1話ごとに必ず戦闘シーンの導入があること

登場するキャラクターが戦闘に参加すること

15,000から60,000文字程度であること


ですね。


一応言い訳? ではないですが、条件としては通っているのでは? っと。


【オリキャラ】

オリジナルキャラに関しては、今回はグリム版でも登場する、『鳩』がそれになります。まあ、小説内の戦闘シーンにて、王子様?=甲冑の騎士、大型のメガ・ヴィランとか登場しますが、既にゲーム内に登場している敵を選んでみました。


甲冑の騎士は、雑魚的や中ボス的な存在で現れる、あの鬼のフルフェイスの鎧の人型の敵を。大型のメガ・ヴィランは以前のイベントで出た『双刀』を出来るだけプレイヤーの方にイメージして貰うために特徴の部分を強調して書いてみました。


ただ、一番不安なのは終盤でも出てくる『男』ですね……。まあ、ゲームシナリオに変える際はバッサリ切ってもいいですね。居なくてもストーリー上は支障がでないと思います。なんてたってあの人はただの『男』ですから。


ですので、私の中ではオリジナルキャラは『鳩』という事で、ね。


【戦闘と話数】

戦闘シーンに関しても、あまり盛り上がりは無いですが、一部入れているのでゲームにする際は問題はないかと、解説するなら、


プロローグ:お墓にてヴィラン

一話:町にてヴィラン

二話:城にて兵と鳩

三話:城にてヴィラン、鳩、シンデレラ

エピローグ:町にて兵or町人


ですかね。出てくる数はいくらでも弄れますが、問題になるのが、やっぱモブキャラの存在ですよね……。一応、モブはモブですが、既存のキャラってのが引っかかりますし、何より、重要性が認められたらその時点で終わりのような……。兵は雑魚的でも登場するのでいいですが、町人とかが敵って……。


今からでも遅くないので、洗脳系のシナリオを発表してもらいたい! そこで操られた町人を出してもらいたい!


無理か! やっぱダメですか……。はっ!? そうだ書き直せばいいだ!


プロローグ:お墓にてヴィラン

一話:町にてヴィラン

二話:城にて兵と鳩

三話:城にてヴィラン、鳩、シンデレラ

エピローグ:町にて兵


まかり通るッ!!


【登場キャラの戦闘】

登場キャラに関しては、今回はグリムノーツの主役でもある、四人の活躍をメインにしました。


しかし、ゲーム上では四人が【自身の力で戦う】という光景は絶対にありえない事なんですし、ゲームでの肝となる『コネクト』を無くすという行為はゲームの設定対する愚弄に近いです。


が、せっかくの小説って事と、コンテストで色々な人に見てもらうために、四人の印象付けを強くする為に、戦ってもらいました。


まあ、ゲームシナリオにするなら、コネクトしても戦闘の流れや物語の話自体には支障はないと思います。その点をふまえて書いてみました。


【字数】

一応推奨されているのは、【15,000から60,000文字程度】


私の小説はエピローグまでが約六万五千。


最終チェック時に出来るだけ削ろうと思ったのですが、結局一文字とかの違いでは到底補えきれず、なにより、文法を合わせる為に逆に増えたりとかで……


――推奨、後、五千増えないかね?


とか、思いました。ので、ほぼ諦めムード。どう考えても全てが全てその場の情景を現すものなので、削りきれない。


まあ、私の決断力がなくてズバっと行けないのは確かですが、もし五千も削るなら、今ある一話の半分は消し飛ぶことになります。プロならその点は調整できるのですが、【勿体無いお化け】の私には、指先が震えて発作がでる思いです。バックスペースが憎い!


【感謝の言葉】

長くなりましたが、以上があとがき、小説での補足ですね。


グダグダではありますが、ここまで目を通してもらえたり、小説を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


なかなか目を通していただけることがなく、こうして読んでいただけるだけでも幸いです。


また、このようなグリムノーツでの小説コンテストが開催された時には、ぜひともコネクトをメインにした戦闘も書こうかと思っています。


ちなみに、この小説を書く前にあたり、ゲーム内にてピックアップガチャ、☆5確定を二回別口でやった所、シンデレラが二回も当たりました。


――私の書き上げろと言うのか、デレラよ


まるで脅迫のような意思暗示を受けて、なんとか書き終わり、その記念で最後にCガチャの250を回すことに。


純真無垢な心で、「これでCデレラが出たら、ネタとしても使えるわ!」と思っていたのですが、出てきたのが【C桃太郎】、しかも、二回目(*ピックアップ☆5確定が一回目)。


――こいつ……寂しがり屋のいやしんぼうボーイか?


次回書くなら、それになるかも……まあ、開催される日が楽しみですね。


*注)このあらすじにて、文字数が八千オーバーしています。トータル文字数が七万近くまできてると思いますが、本筋の話は全字数【きっちり六万】しかありません。


ええ、決して六万五千ではないのです。この長々とした『あとがき』に全ての思い! そして余りの字数が凝縮されているんですね……うんうん……


……ってのは、ダメですか? 小説って難しいですね……

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グリムノーツ~灰色のソリテール~ 夏日和 @asagisiki

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