第3話 白熱! ユーザー交流会 そして終幕へ
さて、ここまでお読み下さった皆様。
お付き合いいただきましてありがとうございます。
この3話で最後です。
これで最後ですよ~。
だからもう少し、もう少しだけご一緒して下さいね。
大丈夫!
何にもしないから!
ちょっとだけだから!(必死)
コホン。
では、本題に入りましょう。
第一部のトークショーが終了し、5分間の休憩を挟んで第二部となるユーザー交流会が始まります。
休憩の間、数名のスタッフさんが第二部のユーザー交流会のために座席の設営をして下さいました。
参加者さんが4~5名でいくつかのグループに分かれ、それぞれの卓に進行役としてカクヨムスタッフさん付いてスタートです。
私はBグループ。
私含めて男性3名、女性1名の合計4名のグループとなり、進行役は何と萩原編集長が自ら担当して下さいます。
まず手始めに4名それぞれが自己紹介。
グループ分けした際の基本ですね。
パッと見た感じ、私が一番年齢が高いように思えましたので、まずは私から自己紹介を……自己紹介?
ゲッ!
またもやペンネームを名乗る試練の時です。
しかも今回は参加者の皆さんの前で。
だがしかし、ハードルは若干高いが、もういい大人なんだからそんなことで恥ずかしがっていられん!
私は自分の心に渇を入れ、背筋を伸ばしました。
「ま、枕崎……純之助と申します」
やっぱり慣れません!(泣)
私の声はフニャフニャで、ちゃんと相手に伝わっていたかどうかもあやしいもんです。
そんなこんなで本日3度目となるペンネームの名乗りを照れながら済ませ、萩原編集長の進行で交流会が始まります。
まずは各々のお気に入り作品とそれを選んだ理由などを私から順に一人ずつ話していきます。
我らがBチームは私がホラー、他の御三方がエッセイ、SF、ラブコメと見事にバラけました。
どの作品もランキング上位作品で、もちろんタイトルは私も知っている人気作ばかりです。
初めはぎこちない感じだったBチームですが(初対面の人ばかり集まったら誰でもそうなるよね)萩原編集長の巧みな話術にリードされて徐々に会話が弾んでいきます。
萩原編集長はとても饒舌な方ですが、それでいて他人の話に耳を傾け、受け入れてくれる懐の深い方でした。
そんな編集長にそれぞれのお気に入り作品についてどのような経緯でそれを読むに至ったのかと尋ねられました。
私の場合はトップページのランキングを見て、ふとホラーランキング上位のある作品が目に留まり、読んでみたところ非常に面白かった、というのが理由でした。
その作品が目に留まった理由は、キャッチコピーではなくタイトルとあらすじから読み取れる作品の舞台設定に目を引かれたからでした。
他の方々もそれぞれの理由をお話しされ、萩原編集長も熱心に聞き入っていらっしゃいました。
編集長はさらにトップページで一番目を引く項目は何かと皆さんに尋ねられました。
やはりその辺りは編集側としてユーザーの反応が気になるようです。
私は書き手なのでどうしても即座にログインしてマイページに進み、作品のPVの状況に一喜一憂してしまうと正直に話しました。
まあ実際は一喜十憂くらいの割合ですが(涙)。
それはそれとして、トップページを開くとスクロールして新着→ランキングの順に目がいきますかね。
その後はカクヨムブログとツイッターの項目を見て新着情報がないかとチェックするような感じです。
カクヨムスタッフの皆さんも、どうしたらトップページをより良く出来るかと日々、試行錯誤を重ねていらっしゃるようでした。
次に尋ねられたのは以下の2点です。
・普段はどのような本を読むか。
・普段読む本とカクヨムで読む作品とではジャンルが異なるか。
私が今回、お気に入りの作品で選んだのはホラージャンルのものですが、日頃はホラーというジャンルはさほど読みません。
普段は戦記ファンタジーやら商売ファンタジーなどを読んでます。
どうしてこういう差が生まれたのかというと、そこはやはり『本とネット』という媒体の違いによるものですね。
私はカクヨムをパソコンで見るので、本に比べると目が疲れてあまり長い時間続けて読むことができません。
だから世界設定などの描写が多い傾向にあるファンタジーなどは読み手としてはついつい敬遠してしまいます。
(自分ではファンタジージャンル書いてるのにね)
そしてトップページのランキングを見て私が目を留めたのはホラージャンルでした。
たとえばテレビなどで怖い番組がやっていると苦手な人はチャンネルをすぐに変えちゃうでしょうけど、怖いもの見たさでついつい見ちゃう人もいますよね。
私は後者です。
ですので自然とホラーの、それも現代ものでスンナリ物語に入れるものを選んだのだと思います。
当日は編集長の問いにこの説明を返せず、何だか曖昧な回答となってしまった感があります。
すみませんでした。
編集長。
その後、キャッチコピーについて編集長と話をしましたが、カクヨムの作品の中には編集長の目に留まる『刺さるフレーズ』のキャッチコピーが結構あるらしいです。
それもランキング上位の作品だけではなく、下位の作品にも。
いくつかの実例をうかがいまして自分の作品のキャッチコピーを見直す参考にさせていただきました。
(誠に申し訳ございませんが、実例はここでは割愛させていただきます)
編集長の饒舌ぶりも熱を増し、Bグループの皆さんもせっかく編集長と直接お話し出来る機会とあって我先にと質問を投げかけます。
Bグループ。
ここに来て熱気を帯びてまいりました。
しかしテーブルに置かれた時計を見ますと、すでに終了時刻の午後4時を回ろうとしているところでした。
第一部以上に早く過ぎ去ってしまった時間を惜しむ中、無情にもタイムアップを告げる声が鳴り響きます。
「そろそろ終了時刻ですので~」
時の番人・沢木さん(仮名)です。
会場の中に「そろそろお開きだな」という空気が生じますが、それでも我々Bグループを含む各グループは話に花が咲いており、なかなか熱が収まる様子はありません。
私も名残惜しくてなかなか腰を上げられませんでした。
話を切り上げられないまま、すでに終了予定時刻の午後4時を10分ほど過ぎております。
「すみませーん。終了時刻を過ぎておりますので、アンケートのご提出をお願いしまーす」
ああ。
アンケートまだ全部仕上がってなかった。
私と同様にBグループの皆さんも慌ててアンケート用紙を取り出します。
「何モタモタしてんのよ! さっさと話を切り上げて、チャチャッとアンケートを書き上げて、とっとと解散しなさいよね!」
沢木さん(仮名)の振るう鞭の音がビシッバシッと響き渡ります。
私の脳内に(←アホ)。
ともあれ我々Bグループは編集長にお礼を言って話を切り上げ、慌ててアンケートの書き残しを仕上げにかかりました。
編集長とお話をしたい参加者さんは多く、グループ交流会が終わった後も編集長のもとへ多くの参加者さんが集まっていました。
せっかくの機会ですもんね。
少しでも何かを吸収して帰りたいという意欲的な方々ばかりで、私も大いに刺激を与えていただきました。
こうして第二回となったカクヨムユーザーミーティングは閉会を迎え、参加者の皆さんも各々帰路につくのでした。
私もスタッフの方にご先導いただき、やや後ろ髪引かれる思いで角川第3本社ビルを後にしたのでした。
以上が今回、私が参加したカクヨムユーザーミーティングのご報告となります。
次回も開催されるようでしたら、ぜひまた応募させていただきたく思います。
なお、私がここでお伝えした情報以外にもミーティングでは色々なお話が出ておりました。
ただ全てをお話しするとなると、おそらくかなり冗長になってしまいますので、私が印象深く感じたことだけをお伝えさせていただきました。
お読みいただきました方には不足、ご不満な点などあるかと思いますが、なにとぞご容赦ください。
親切にご対応いただきましたカクヨムスタッフの皆様。
当日、同じ会場に同席させていただきました参加者の皆様。
そして最後までお読みいただきました皆様に深くお礼を申し上げまして、今回のレポートを終了させていただきます。
どうもありがとうございました。
おしまい。
追記:
これまで2回開催されたユーザーミーティングですが、いずれも東京開催でした。私は東京在住ですので助かりますが、他の地域から来られる方は大変かと思います。今後は関西地方など他の地域でも開催されれば、全国のカクヨムユーザーの方が応募しやすいと思います。
カクヨムスタッフの皆さま。ぜひとも御一考下さいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
以上
カクヨムユーザーミーティング《Vol.2》に行ってきた。 枕崎 純之助 @JYSY
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