後編「オールド・エクストリーム・ミッション」 (5-9話)

ep5/9「終わり行く戦い」

「おいおい……超深海層に行くだって?! 馬鹿言うんじゃねぇよ」


 超深海層へアイを送り届けたい。そう告げたブルに、チャックが殴り付けるような声を浴びせて来る。肝が据わっているはずのチャックでさえ、その焦り様は相当なものだった。ブル自身、AIを送り届ける為に超深海層へ行く、などというのは正気の沙汰とは思えない。

 気が狂っているか、さもなければよほどの死にたがりか。普通ならその二つに一つだ。


「ブル、お前さんだって知らない訳が無いだろう。あそこは軍直轄の立ち入り禁止区域だぜ。無理に入ろうもんなら即刻排除、捕まれば死刑になってもおかしくねぇんだ」

「知っているも何も、俺はそこの警備隊にも配備されていたんだぞ」

「忘れるんじゃない、そりゃワシだって同じだ」


 正気を疑うような目を向けて来るチャックに、ブルは真正面から向き合う。

 今では、数多くの危険な大戦期兵器が眠る場所として知られる超深海層。立ち入ることさえ禁忌とされている場所に赴こうと言うのだから、これは遠回しな自殺宣言に他ならない。


「チャック、俺はな、これまで敵を何機も何機も金属海うみの底に沈めて来た。戦っている間は大層な大義名分のことなんか考えちゃいない……引き金を引いて来たのは、間違いなく自分が生き残る為だった。そうだろう?」

「そりゃそうだ。でもな、戦場ってのは、こっちから撃たなけりゃ敵に撃たれて死ぬ場所だぜ。銃口向けて来る敵さんと同じ土俵に立って、ワシらは同じように命を張って来た。そしてたまたま生き残って来たんだ、それの何が悪い」


 チャックが語るのは、一兵士として見て来た戦場の真理だ。

 敵を撃たなければ自分が撃たれる、仲間が撃たれる。なにも敵を殺したいから撃つのではなく、究極的には殺されたくないから撃つ。兵士それぞれに戦う動機があっても良いのだし、少なくとも正解は一つでは無いのだ。そして、かつて一パイロットとして戦場を駆けたブルにとって、チャックの語る真理は何ら間違っていなかった。

 しかし、そうでは無いのだ。

 どうしてもここで、自分の想いを話しておかなければならない。語るべき生い立ちを持たず、魂を捧げられるような大義も見出せず、ただ他人から奪い続けて来た男の悔恨を晒さなければならない。ブルは自らが半世紀にも亘って抱えて来た後悔を、初めてチャックに告げるような気がした。


「いや、善悪の話じゃないんだ。俺は敵を沈めて生き残って来た。そうまでして生き残った末に、俺はいったい何が出来た?」


 ブルは左目を覆う眼帯に手を伸ばし、その下に刻まれた創傷に触れる。

 今の時代、再生治療が確立された世の中にあっては、眼球の再生すらも可能だ。あまりに治療代が高い為に、大富豪以外の民間人はそうそう受けられるものではないが、軍人ならばそのハードルは飛躍的に下がる。特にパイロットのような職であれば、軍から積極的な支援が下りて来るくらいだ。かつてエースパイロットであったブルにしても、当然、再生治療を受けられる立場にあった。


 だが、ブルはそれを蹴った。上官からは治せと命令されたが、それすらも拒否した。


 何故か――――それは簡単だ。失った左目は、自分はもう戦えない、戦場に戻りたくないという意思表示そのものだったからだ。ブルはもう自らの手で何かを奪うという感覚に、耐え切れそうになかった。

 彼にとって幸いだったのは、「負傷によって共感覚能力が下がった」などという嘘で誤魔化している内に、大戦が終結したことだ。軍としてもそれ以上ブルを前線に引き戻す理由は無くなり、ブルもまた、戦場から解放された。


 だから、この光を失った左目は、奪うことから逃げて来た証だ。

 それから五十年にも亘って、ブルは何も奪わなかったが、何も生み出しはしなかった。結局、敵から奪って来たもので生かされている命でさえ、無為にすり減らして来たのだ。過去という名の霧を透かして見ても、いつしか入隊時に抱いていた情熱さえ思い出せなくなっていた。

 そんな人生の中で、何度も何度も無為な日々に価値を見出そうとした。自分の歩んで来た生の価値が、沈めて来た数多の命よりも重いと信じ込もうとした。でも、出来なかった。とうとう自分を騙し切れないまま――――あと半年でこの命は尽きる。

 本心では、それがどうしようもなく、どうしようもなく空虚でたまらなかった。


「だからこそなんだ、チャック。俺はアイをあの金属海うみの底に送ってやりたい。今度は沈めるんじゃなく、送り出す為にあの金属海うみへと潜りたい」


 チャックには何か言いたい事があるようだったが、敢えて押し黙っている。流石にその沈黙の意味が分からぬほど、ブルも人の気持ちに疎い訳では無い。もし、自分が同じようなことを言われれば、当然、正気では無いと判断して説得に掛かるはずだった。

 もし、自分がチャックなら、絶対にこんな計画には賛成しない。

 ブルにはそういう確信があったからこそ、次の瞬間、固い表情を崩したチャックに驚いた。


「なあ、知ってるか? 死にたいんならもっと楽な方法があるんだぜ」

「勘違いするなよ、死にたい訳じゃない」

「ふん、そんならお前さんは何してでも行く気なんだろうが。ワシが付いていなくちゃ、半年もしない内にくたばっちまうぜ?」

「チャック、お前は……」

「お前といて死にかけた事も一度や二度じゃないんだ。どうせここまで来たら、もう一回増えたところで一緒だろうが」


 そして最後に、チャックが半笑いで吐き捨てて来る。


「まったくこの老いぼれめ。おまえさんは元気過ぎるんだよ」

「そりゃこっちの台詞だ」


 こうして、ろくでもないジジイ共の過激な任務エクストリーム・ミッションは幕を開けた。


 * * *


 チャックとブルがまず取り組んだのは、連絡船そのものの解析だった。ブル達が再び別のコロニーへと出港するまでに、連絡船の正体を改めて洗い出そうというのだ。次の輸送業務までの日程が差し迫る中、二人の老人は航行システムとの格闘を繰り広げていた。


 目ぼしい成果が上がったのは、調査を始めてから五日目の夜の事だった。


「来よったな!」


 すっかり夜も更けた連絡船の船内、コンソールを操作していたチャックは嬉しそうな歓声を上げた。ブルは無理の利かない身体に鞭打って、なんとか閉じさせまいと努力していた視線を彼の背に向ける。動いた拍子に、合成コーヒーを湛えるカップがテーブルに触れた。カン、とどこか金属質な音が耳朶を打つ。


「やっぱりな、ワシの思った通りだ」


 勝ち誇ったような表情でこちらを振り返るチャックは、いかにも満足げだ。その節が目立つ手には、先程までコンソールに有線接続されていた正体不明の違法解析機器アナライザーが握られている。


「そりゃ良かった。で、一体何が分かったんだ」


 問い掛けたブルにしてみれば、そもそもチャックが何をどこまで調べているのかもよく分かっていない。こういったコンピュータ解析に関しては、せいぜい乗組員でしかない彼は専門家でも何でもないのだ。

 そんなブルに対して、チャックは悪戯を思い付いた子供のような笑みを浮かべていた。


「何がって言えば、そりゃあこの船の正体についてだ」

「分かったのか!」

「ちょいと時間が掛かっちまったけどな。ワシがずっと調べていたのは、AIの機能を抑え込むための電子的封印処置があるかどうかだ。案の定、それがシステムの底から見付かったという訳よ。後付けされていたもんだから、案外見つけ易かったぜ」

「後付けでAIの封印だと?」


 AIの封印処置、すなわちAIの機能レベルを制限する措置が施されていたと知って、思わずブルは耳を疑う。そんなものが連絡船如きに必要だとは思えなかったし、ましてや後から付け加えるなど聞いたことが無い。彼はこれまでその事実を知らなかったのだから、少なくとも30年以上前に行われた措置だという事だけははっきりしている。


「ああ、物理的封印に関しちゃ、幾つか外装を剥して手を加えないとなんとも言えねぇけどよ。こんなもんを付ける意味なんて一つしか無い。つまり、アイは元々、今の連絡船を運航させるには過剰性能オーバー・スペックだったっていう事だぜ。それもちょっとやそっと性能が高過ぎるなんていう生半可なもんじゃない」

「わざわざ封印処置を施す必要があるほどだった、のか。何の為に」


 30年以上前に、この船は一体どのような経緯を辿って来たのか。

 無論、それはブルが知りようもない事だし、複雑な応答パターンを組まない限りはアイにも答えようがない。ただ一人、訳知り顔で黙り込んでいるチャックだけが、事の顛末についておおよその見当を付けているようだった。

 作業を始める前にも、チャック自ら言っていたではないか、「ワシにゃ見当がついている」と。程なくして、彼は口を開いた。


「ここから先は噂……いや、サルベージ屋の都市伝説になるけどよ。大戦期の頃には、どうも軍が超深海層を突破出来るだけの無人潜航艇を作ろうしていたらしい。人間を乗せる必要が無いから、与える任務はなんでもござれだ。

 ただ、そいつは結局、完全自律型AIの挙動を制御し切れなくて破綻したらしい。何隻かは行方不明になったって話だ。まさかとは思うけどよ……」


 ブルにも段々と話の流れが見えて来た。彼は嫌な予感を抱きつつも、敢えて踏み込んでいく。


「なあその……サルベージ屋っていうのは、引き揚げた船の船籍を偽装したり、外装付け替えて高く売ったりもするのか?」

「まあ大きな声じゃあ言えねえが、そういう連中もいるな。そういう船は裏で使うには都合が良いんだ。もし、輸送会社が怪しい所から船を買い叩いたんなら、もしここにそういう船があっても不思議じゃねぇよなあ?」


 二人は改めて船内を見渡すと、これが恐るべき経緯を辿って来た船にしか見えなくなっていた。いわゆる裏社会と呼ばれるような地帯で、この船が一体どんな仕事をしてきたのかなど見当もつかない。ブルとしては、笑うに笑えない冗談を突き付けられたような心地だ。


「チャック、このネタで会社を強請ゆすったら勝算はあると思うか?」

「大いにあるね。もっと早く気付くべきだったな、不労所得で暮らせたぜ」

『はい、肯定します』


 怪訝な顔を浮かべた二人がサブモニターを見ると、そこには無垢のワンピースを纏う少女の姿。いつの間にか起動していたアイは、画面の中で普段と変わらぬ微笑みを浮かべている。しかし、そこに些か苦労の色が滲んだような気がして、ブルはつい声を掛けたくなった。


「アイ、お前も苦労して来たな」

「はは、人生苦労して来たAIってか。こいつは最高に決まってるぜ」


 曲がりなりにも、連絡船の正体を突き止めてしまえば話は早い。

 その翌日には既に、チャックは港街の人脈を駆使して、船に用いられていた骨董品レベルの補修パーツを確保。更には、かねてから付き合いのあった幾つかの業者に話を持ち掛け、数日中の内に改修の段取りを付けてしまった。長年サルベージ屋として港街に留まっていただけあって、恐るべき手腕だった。


 それまで連絡船の修理を行っていたのは、発着場に設けられている乾ドックという場所だ。言うなれば、潜航艇の整備や修理を行う為の場所で、普段は単なる格納庫として使われている。

 勿論、コロニー発着場にある乾ドックは一つだけでは無い。

 液体水素に満たされた外界と、発着場内部を隔てる五重もの金属隔壁。その無数の分厚い隔壁の手前には、数百の乾ドックがまるでハチの巣のように並べられている。海へと出て行く船はほぼ全て格納されている場所だが、中には個人所有のドックも少なくなかった。


 そもそも仕事の性質上、サルベージ屋ともなれば船やドックを所有していなければ話にならない。当然、チャックが個人的に所有して居るドックもあり、ブルの連絡船は少々手続きを誤魔化して個人所有のドックに格納されていたのだ。


 そうして今、全長200mにも及ぶ連絡船は乾ドックに横たえられていた。

 とはいえ、それを見つめるブルには、「これで良いのか」という感想がふつふつと湧き上がって来る。チャックが所有する乾ドックは、まるで港街のボロ屋をそのまま引き写して来たような有様で、こうして改修を終えた船がいるというのに締りがない。連絡船を前にするチャックとブルの二人は、ボロ屋と大して変わらないガラクタの山に座っていた。


「船の改修は終わったんだな」

「元々の形状や機能は再現できているはずだぜ。本来の性能フルスペックに戻ったボロ船って訳よ」


 こうして観察してみれば、連絡船の形状はまるで、槍の穂先をくっ付けた酒瓶のようだ。

 太い円筒部は、長さ150mにも及ぶ貨物積載ブロック。円筒部が急激にすぼまった先には、居住ブロックと船橋を兼ねる鋭い穂先がくっ付いている。もはや外装部はほとんど原形を残しておらず、ブルの見慣れた船の姿からはだいぶかけ離れていた。

 これが船本来の姿だとは信じ難いが、彼はとりあえず受け入れることにする。アイの協力も得て再現されたのだから、そう大きな間違いは無いはずだった。


「これで本当に、金属海うみの超深海層まで到達出来るんだろうな?」

「当時、こんな船を開発していた連中が優秀だったと信じるしかねぇな。結局は神のみぞ知るってところだろ?」


「まあ武装はねぇけどよ」とチャックは付け加える。

 そう、この船には武装が無い。

 本来、連絡船であればそれは当たり前の話だが、元々の設計において武装があったのかどうかは遂に分からなかったのだ。分からなければ再現しようも無い。なにより、アイに火器管制機能があるのかどうかも分からなかったから、新たに搭載する事も出来なかった。

 これから軍が警備する海域へ突っ込む事を考えれば、力不足などという次元では無い。


 ブルの決意と覚悟は、もう1mmたりとも揺らがない。

 とはいえ、不安にならないかと言われればそれも嘘になる。少なくともダイバーを相手にしなければならないとしたら、やはりこちらにもダイバーが必要だった。だが、そんなものを用意できるはずも無いのだ。拡張聴覚系を有する鋼鉄の巨人、あれさえあれば――――。ブルはどうしようも無い焦燥に駆られて目を伏せていた。


 金属海うみへ潜るには、生身の身体ではあまりに脆すぎる。

 数万℃、数百万気圧の光無き世界へ行くには、どうしても鋼鉄の巨人が必要なのだ。あらゆる生命の存在を拒絶する地獄へと潜る為の鎧、人型を成す絶対無二の潜航者ダイバー。かつて木星の金属海うみを支配した、プランター達にとっての華。


 なんという皮肉だろうか。

 ブルはとうの昔に捨て去った力を、この年齢、この機会で欲している事に強烈な運命の悪戯を感じて止まない。

 たとえ、あと半年だけの生でも構いはしないのだ。

 銃口の先の命を奪っていたあの日々から、ようやく人生が進み始めたというのに。ただアイの望みを叶えてやりたいだけだというのに、今のブルはどうしようもなく無力だった。この皺だらけの手には何も無い。78年の人生を経て、たった一つ残された願いすら守り切れそうにない。その途方も無い無力感は今頃になってブルに襲い掛かり、彼は無意識に拳を握り締めていた。


 ――――奪う為では無く。アイを守り切るだけの力が欲しい。

 彼はかつて手放した力を、心の底から渇望している自分に気付かされていた。


 するとチャックは、不意に遠くを見つめるような目で告げて来る。


「なあ、親愛なる友よ。ワシが持っているドックはもう一つあるんだぜ」

「引き揚げ資材の仮置き場だったか? ガラクタでも溜め込んで居るんじゃ無いだろうな」

「はは、ガラクタには違いねえが、見てもらいたいもんがある」


 チャックは億劫そうな足取りで立ち上がると、壁際のボタンを掌全体で押し込んだ。個人所有のドック内に警報が鳴りだし、壁際の黄色いサイレンが回り出す。しばらくすると、ブルは連絡船の後方に控える壁が割れている事に気付いた。

 チャックはそのまま、高さ20mにも及ぼうかという鉄扉を開けていく。扉の向こうに広がる暗闇が、徐々に差し込んでいく光によって抉じ開けられる。その向こうに反射する金属光沢を目にした時、ブルは思わず呟かずにはいられなかった。


「あれは……!!」


 心が、震えた。


 舐めるように装甲表面を撫でていく光は、徐々に全体像を浮き彫りにしていく。

 まるで分厚い甲冑を思わせる胸、甲殻に守られたかのような腹、そして胸や腰から伸びて行く手足。どんなに老いぼれても見間違えようのない人型は、どこか筋肉質な格闘家を思わせるフォルムを成していた。膨らんだ切っ先のような四肢などは、まさしく液体金属水素を切り裂く刃に相応しい。

 この人型は、金属海うみへ潜る為に建造された鋼鉄の巨人。

 そして、ブルがかつて手放し、今では心から欲している無二の力。

 ――――間違いない。

 頭上10mに浮かぶ瞳無き頭部を目にして、彼は遂に確信する。半世紀という年月の果てに再会した巨人は、まさにいかなる困難をも断ち切る海の刃そのものだった。


二〇ふたまる式 海刃かいじんか……!」

「ご名答。ここにあるのは、ちょうど二機分のスクラップだぜ。……どうする、こんなアホな計画にもう一つだけ無茶を加えてみる気はあるかい?」


 ニィと笑うチャックの顔は、やはり獣が唸るような凄まじい形相となっている。そんなチャックの無謀さにあてられたかのように、ブルもまた普段の彼らしからぬ笑みを浮かべていた。

 そうだとも、ここで無茶を重ねないで一体どこで命を張ろうというのか。

 すると、腹の底から何かくすぐったいような気持が湧き出して来て、気付けばブルはチャックと共に大口を開けて笑っていた。


 死に損ないの老いぼれたちが、こうも無謀な計画を進めている。その可笑しさを思えば、とびきりの馬鹿にならずにはいられない。もう何年も歯を見せて笑っていなかったブルにも、半ばやけっぱちな笑いが込み上げて来るというものだ。こうして思い切り笑って、笑った後に、全てを覚悟すれば良い。ブルは自然とそう思えた。


「チャック、良い棺桶を用意してくれたな」

「気に入らなかったか」

「逆だ、俺達にはこいつしか居ないだろうて」

「ヘッ、ワシはそんな事だろうと思っていたぜ、相棒よ」


 心のどこかでは、やはりこうなると分かっていたのかも知れない。金属海うみへ潜ろうと言うのなら、やはり地獄への潜航者ヘルダイバーこそがお似合いだ。

 限界まで開き切った格納庫の扉が、ガコンと鈍い音を立てて停止する。二人の老人はその奥に控える機体を見上げ、老いたる身体には些か過剰な気力をみなぎらせていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る