あなたも私もじつは「にわか」

 先に「にわかファン」について語りました。ものすごく反感持たれただろうなと予測してますが、ちょっと言い訳というか、セルフフォローをさせて下さい。


 にわかというのは、実は誰もが何処かでなっていたりするものなのです。


 例えば、クチコミサイトなどで情報を得てその店に行く行為をなんと呼ぶでしょうか。そう、「にわか」なのです。ちょっとしたお試し気分で寄ってきた人が、ちょっとした気軽さでツイッターに上げるなんてのは、今では普通の事じゃないですか。


 ちょっとしたお試しの気分でも、手に取れる、というのがポイントなんです。


 彼ら「にわか」の人々は、大抵が他に大本命を抱えているものだったりもします。私だってゲームの大本命はモンハンですが、他のゲームだって評判が良ければ興味も持つしお試しプレイだってしてみたりしますしそれで実際面白いなら絶賛もします。


 それと本命になるかどうかはまったく別! でなきゃモンハンでトータル1万時間とかプレイする狂気の人は生まれません! (私などまだまだヒヨッ子でせいぜい2千時間くらい)


 飽きないのかって聞かれますが、飽きません。課金する人のことをとやかく言わないのは、時間を注ぎこんでいる自覚はあるからですね。一つのゲームソフトを400時間とかやるのは、これは「にわか」ではない証拠ですが、他のゲームや趣味が「にわか」である事を如実に物語ってもいるわけです。

 小説を読むほうは、なので言わずもがな、「にわか」なのです。読書家と呼ばれる人々がどういうスタンスの人々であるかは、自身のモンハン歴を考えればなんとなーく想像がつくってもんです。「にわか」に過ぎない自身ととても同列には出来ない。知っているからこそ、思うところでもあります。


 ほとんどの人が、別のジャンル、別の何かで一家言持っているでしょう。音楽に嵌まっている人、スポーツに命賭けている人、ギャンブルでもそう、誰もが本命とは別にちょっとしたつまみ食いなら沢山してるはずで、それが「にわか」なのです。


 何かのサブカルで「にわか」呼ばわりされて怒る人は、冷静に考えてほしいと思います。本命じゃないでしょ、それ。本命は、多くても2つ~3つが限度ですよ、一日って24時間しかないんだもの。ゲームの本命、趣味の本命、その入れ込み具合とかにもよりますけども。


 私の場合だと、ゲームはモンハン、趣味は創作、です。作る方ね。


 二次界隈では、これとは別に、流行りのジャンルを次々と乗り換えていく人が居ます。この人々を「イナゴ」と呼び習わしていたのですが、昨今ではまた定義が多少変化しているかも知れません。次回はそこに切り込んでみたいかな、と。

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