ハリウッド映画に見る演技の重要性

 ウィル・スミスが良いとなったらウィルが出ている作品でDVD化されて日本にまで来ている作品を狙い打ちにするのが、旦那のやり方。やはり俳優がいいと外れない、と思っているようでそれはまた現在までの勝率を見るに正しいようです。向こうの俳優さんは出る作品を吟味していらっしゃるのでしょう。


 最近邦画の話題作は、「君の名は」と「シンゴジラ」ですが、私としては色々を総合してシンゴジラだけでも観たいと思います、希望としては。ちょいと金欠なんで。

 アメリカの評判を纏めた記事がトゥゲッターに載っていて、クールとかファッキングレートの嵐でしたし。(ファッキングレートがどういう意味かは解からないけどたぶん褒め言葉だろう空気からして)


 ちょろっと観たトレーラーの映像でも、やはりシンゴジラは斬新さを感じさせてくれます。ちょっと目新しい感じを味あわせてくれそうだと期待大でっす。ピクシブでもものすごく描いてる人多かったしね。それだけ影響力があったんだろう、と。

 視聴者を行動に駆り立てるモノがあるって事は、頭一つ抜き出ているという証。皆さんイチオシの蒲田のアレでさぶいぼ立ててきたいと思います。(笑


 話がどんどん場外へ逸れていくので引き戻しまして。


 俳優の演技ということで、例えばミッションインポッシブルでのトム・クルーズの演技は、物理的恐怖に対しては割と平気な顔をしているんですよね、役柄がそうだからですが、これって逆に難しい演技を強いられると思うのですよ。

 俳優が演じる場所は、実際にはほとんど危険がないようにしてあったり、極端だとCG合成の為の青背景だけってトコで演技をするわけじゃないですか。そこで本当にその場に居るかのように見せる迫真の演技をするって並大抵じゃないわけで。


 危険じゃない場所で危険なように見せかけつつ顔色的には平然としてるという演技ですよ、すごく大変な要求です。トム・クルーズはやっぱ名優ですな。


 大げさに怖がってみせればパフォーマンス的にそこが危険な場所だという事を伝達は出来るわけですが、親身に迫っては来ないんですね。大根役者というのはここを妥協して、意味が通れば良いという考えでくるから、目の肥えたお客ほど白けるということです。


 技術というものは、突き詰めた者にとっては理屈までくっ付けてくる理解なので、その目を誤魔化すのは大変ですが、ドシロウトは騙されるのですね、彼らは深く考えて錯覚を錯覚だと理屈で紐解いたりしないから。


 色々がごちゃまぜのまま、感情だけで物事を判断しているので、フィーリングに合えば「良い」となる。けれど、どう良いのか、何が良いのか、理屈は何も理解しないというわけです。非常に騙しやすい。なので、演技者はココを問題視はしないでしょう。問題は、彼ら盲目の群集に影響を与えてしまうカリスマたち。


 人々は自分がアテにならない事を薄々勘付いているので評判を気にするわけですから。この評判を生み出す元は、目の肥えた、違いの解かる一握りの客、という事で、ここに超有名な法則『1.5:1.5:7』の数字も見事に当てはまるわけですね。


 世間を動かす15%、間違わせる15%、そして振り回される70%

 こうしてみると、空恐ろしい法則だと感じます。


 多くの人は、振り回されるだけのモブの人生です、哀しいことに。人が本能的にもっとも恐れるところのホラーは、自身がモブであるという事実を知ることでしょう。


 一人ひとりは人生の主人公だ、とでも反論しますか。けれど、誰の人生もすべてがドラマチックなものなのだと、実感で理解できている人はとても少ないと思います。その言葉は事実であるのに、なぜだか上っ面な嘘だとしか響かない格言ってありますね。

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