「終幕」アルファベット最後のxyz
「冒頭」「序盤」「本題」「承認」「葛藤」「転換」「打開」「山場」『終幕』
エンディング、ラスト、最終章、という事で物語の終幕です。少なくともここまでで全ての文章はきちんと読者に意味が通らねばなりません。
曰く、
「ああ、あれってこれに繋がったのね、」
全ての文言は謎を残さず、きれいに解釈が為される事が理想ですが、この解釈が読者によって割れてしまったり、読者自身が解釈に迷ったりは許容範囲ではないかと思います。
つまり「全文に意味が通る」とは、読者が何らかの解釈が可能となる、という意味であり、その解釈が何通りになるかはもちろん、共通である必然性などはないって事です。批評の際にはここでちょいちょい揉めますが。
作者が意図した文章解釈が、全ての読者に伝達されることが、ベターなわけではないって事です。その一文がどういう意味で書かれたかは、読者の解釈に任せて構わず、正解がなくてもいい。
意味が通らないままで終わってはいけない、というだけです。
何らかの解釈が成り立つように終わるという。
その解釈が、読者が多大にフォローしてやらねばならない、情報不足のままで終わるようでは問題外、という意味でしょうか。
ここまではあくまでテンプレートとしての話です。枝葉を取り去った、幹だけの事柄、基礎になっている形、どうとでも操作が可能な、「骨格」の話です。
本題に入る前の前置き、あらかじめ押さえておくべき予習項目として先に上げました。英語を習う前のアルファベットだとでもお考えください。
では、次回から本番です。
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