「転換」行動を促すダメ押し
「冒頭」「序盤」「本題」「承認」「葛藤」『転換』「打開」「山場」「終幕」
さて、本題が語られ、その詳細が読者に承認されて、人物たちの葛藤が描かれると、次にストーリー上に現れるのは、「転換」です。
人物たちは葛藤状態ですから、ここで自力でサクッと意識転換出来るってのはいかにも不味いわけですよ。そんな簡単に切り替えが効くって、本題が重大じゃないと言ってるようなものですから。
なので、「転換」というのは、葛藤状態にある人物たちを無理やり行動に移させるためのエピソードという事になります。
ウルヴァリンの時はですね、襲撃を受けてヒロインが浚われましたからね。
嫌でも動かにゃしょーがない! うだうだ考えてる暇はねぇ! てね。
映画ですと、特にウルヴァリンはアクション主体ですので、タイムラインで見たらこのシーンは真ん中あたりにあるんですけどね。
文章で何が起きているかを書き出してみたら、ここはほとんど空白で、一言、「アクション」と書かれているような配分になっているわけです。
なので、アクション作品でアクションを色濃く演出したいなら、必然的にストーリーそのものはあまり込み入ったモノに出来ないという事になります。
で、「転換」というのはウルヴァリンでなら、ヒロインが浚われたシーンを指しまして、それを受けて主人公が動くのはまた別のパートになるんです。
次の「打開」なんです、主人公パートは。「転換」はあくまでヒロインが浚われたー!を指します。
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