小説の構成テンプレート

「冒頭」「序盤」「本題」「承認」「葛藤」「転換」「打開」「山場」「終幕」


 小説や映画、読み切りの漫画やアニメがすべてこの方式だとは言いません。一つのテンプレートとして有効なものではないかと思っているわけです。


 きっかけはハリウッド作品の「ウルヴァリン:SAMURAI」をDVDで観てからでした。(ニンジャ好きだよね、ニンジャ、カターナ、サムラーイ)

 そういや、ハリウッドメソッドってのは有名だなと思い、これを起承転結や序破急によらない分け方をしてみようと、ふと思い立ったわけです。


 自身が創作をする時も、起承転結というのはどうにも役立たずというか、プロット段階ですらまったく使い物にならないという感覚があったんです。

 起承転結の「起」とか序破急の「序」というものに、「冒頭部」という部分は当てはまらないのですよね。冒頭は、冒頭でしかなく、これに三分割とか四分割の一つという大きな責はとてもはめ込めないんです。

 漫才でいうなら、せいぜい「つかみはOK!」てくらいの意味ですよ、冒頭なんて。最初、一発目に出す小ネタでしかない。


 ずっと、それが引っかかっていました。

「冒頭」と「序盤」は違うパーツなのではないか? と。


 それを踏まえて、整理して考えてみたいと思います。


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