【実用】小説の書き方についてあれこれ考える

柿木まめ太

小説の構造に関する記事

起承転結か序破急か

 よく、物語は大きく区切って「起承転結」とか「序破急」として考えると言います。4つのパーツに分けるか、3つのパーツに分けるか、という事ですけど。


 今まで色々と書き方についてのエッセイを書いてきて、これがどうにも不都合だと感じていました。なんというか、帯に短し襷に長し、なんですね。この4つか3つに分ける、という考え方は単純に「説明するには楽だ」というに過ぎないんですわ。実用的ではありません。


 で、私流に区切りを考えてみました。


「冒頭」「序盤」「本題」「承認」「葛藤」「転換」「打開」「山場」「終幕」


 終幕の前にもう一段あるような気もしますが、自身があんまり最後まで書き上げた経験のない作者なので、そこが巧くイメージ出来ません。


 小説執筆の、一連の流れを追っていくとどうもパターンそのものはいつも同じの気がするわけです。ルーティンと言いますか。それが上記に上げた項目。


 順に説明していきたいと思います。

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