第2話 真実と空想と・・・


いつものように、私はその部屋に行く。

手を洗って、電気をつける。


「今日はとってもいい事があったよ」


まだ、幼い子供たちに私はそう告げた。


「あの子もそうしてるだろうけど、なんで僕のとりにこないんだろう。」


私はそう語りながら、いつものように作業を始めた。


「今回はもっと、実物に近づけられるぞ!!」


私はとても、ぞくぞくしていた。


「今回はどうなるのかな?どういう顔になるのかな??どういう考え方になるのかな??」


私はそんな事を考えながら、いつもより慎重に作業を進めた。




私は今、とても悩んでいる。

いつものようにいろんな声が聞こえてくる。

どうしたらこの声を静かにできるか。

という考えはもはやもうない。

どうきりぬけられるか。

という事しか、考えていない。

「ああ、こんな時あの人がいたならどういう風な事言うんだろう。」

私は空を見つめながらそんな事ばかり考えていた。

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私と彼と子供たちと 矢崎 悠奈 @tyu

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