第7話 中学1年生 3

 私の学校では、テスト一週間前になると、『試験期間』と言うことで、図書室で勉強することができます。


 そこで、一緒に勉強していた子達を、『自習室メンバー』と、呼びます。


 ちなみに、自習室メンバーは、私を含めて、女子が3人、男子が時々くる人を含めて、6、7人です。


 自習室メンバーは、全員、可憐が嫌いです。


 ある日、自習室メンバーで帰っていると、莉奈が、可憐に対する悩みを打ち明けました。


 莉奈は、可憐に、修正テープや、ボールペンを壊されたこともあったそうです。


 電車の中で、「可憐をムシろう。」と言う結論になりました。


 その翌日から、私たちは、可憐をムシし始めました。


 可憐は、その異変にすぐ気がつきました。


 私に、「何でムシるん。」と、聞いてきました。でも、適当に話を済ませて、曖昧にしました。


 可憐は、莉奈にも聞いていました。


 ですが、莉奈は、勝手に解決されてしまいました。


 可憐が、「うちの嫌なところがあったら言って。お互いに直していこうや。」と、言ったそうです。


 ですが、莉奈が、可憐に、可憐の嫌なところを言ったら、「そんなん、うちの性格やけ、しょうがないやろ。」と、言われたそうです。


 ……自分がだろ。


 可憐は、私たちを、『友達』と、してではなく、『従順な下僕』としか扱っていません。


 今は、クラスが違うので私に被害はあまりありませんが、莉奈と可憐は、生徒会なので、今も、可憐の性格に悩まされているそうです。


 ですが、莉奈は、部活を優先させたいと、文化祭が終わったあとに新生徒会の選挙があるのですが、それには出ないそうです。


 が、可憐は、莉奈が副会長になると言う決定事項と見なして、来期の生徒会を動かそうとしています。(分かりにくかったらすみません)


 こんな自分勝手な可憐にロクな復讐も出来なくて、私は、もやもやした気持ちでいっぱいです。


 ここまで、話を聞いてくださってありがとうございます。


 一応、これでこの物語は終わりになりますが、また話をしたいときに挙げたいと思います。


 どうも、ありがとうございました。

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