第6話 中学1年生 2

 これは、莉奈のお話です。


 ある日の土曜日。私と、莉奈と、可憐は一緒に登校していました。


 可憐が私に「今日、カラオケ行かない?」と、聞かれましたが、部活があったので、断りました。

 続いて、可憐は莉奈にカラオケに行かないかと誘いましたが、莉奈は、習い事があったので行けないと断りました。


 すると、可憐は「習い事(お茶)の時間ずらせんと?」と言う、なんとも身勝手なことを言い出しました。


 莉奈は勿論、ずらせないと言いましたが、可憐はそこから、「習い事なんてどうせ、お母さんに言われてしとるんやないと?」とか、「お茶なんて、うちは、家でたてとるけど、身に付くよ。わざわざならいにいく必要ないんやない?」とか、莉奈をカラオケに行かせようとしていました。


 ですが、莉奈も負けじと、言い返していました。


 ですが、最後に、莉奈が、「もう、私のことに口ださんで!」と言ったので、可憐が「じゃあ、絶交する?」と言いました。莉奈は、「うん。」と、返しました。


 すると、可憐は私を引っ張って、莉奈を置いて学校に連れてこられました。


 __何日かすると、可憐と莉奈の仲が復活していたので莉奈に聞くと、「いつのまにか復活してた。」と、本人もわからない風でした。(=可憐が勝手に復活させた。)


 あと、私と、莉奈が門司港で、かき氷を食べる約束をしていました。


 門司港に行くと、同じクラスの女子と、可憐がいました。


 かなり遅れて莉奈が来ましたが、同じクラスの女子は、時間が遅いのか帰っていきました。ですが、可憐は帰らなかったのです。


 二人で遊ぶ予定が台無しになりました。


 そこから、ずっと三人で遊んでいました。ですが、主に行動していたのは可憐ばっかりで、私たちは後ろについていく状態でした。


 すっごく嫌でした。私も、莉奈も。


 次は、可憐にした、ちょっとした復讐のお話です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る