第33詩 濡れた 乾いた

雨が止んだ

濡れた地面が、草が、花が、キラキラと光る


雨粒が光を拒むから……


渇いた心は涙を吸い取る

溢れた涙は宙に戻る


それまでは…光っていていいよ


キラキラと……


でも、嬉しいわけじゃない

その時は、ほんの一瞬だと知っている


いずれまた、僕の心は渇いていく

涙が心を満たすまで、溢れ出るまで、そのときまではココにいて……。


今は…光の中を歩こう

キミと一緒に…まっすぐ歩けなくても…だけど…歩こう。

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