第34詩 始まりの朝

1日…1週間…1か月…1年


始まりの朝が訪れる…………。


それは、『喜』?『怒』?『哀』?『楽』?


僕にとって始まりは、きっと『辛』。

どこで区切っても…『辛』で始まる。

なにが辛いのだろう……。

『彼女』は言った。

死にたいんじゃない…生きているのがツライだけ…。


僕も同じだよ……。


なまじ区切るから『辛』で始まる…『哀』で終わる。


途切れることがない時間の流れを、無理に仕切り直す必要はない。

それはゼロにはならないのだから。

区切ってゼロに戻せるならば……そんなに素敵なことはない。

どこまで落ちても…ゼロに戻れるのだから。


刻は平等じゃないよ…辛い刻は長く、幸せはあまりに短い。


だから…眠りにつく、その瞬間まで隣にいてよ。

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