エッセイ「続々続じぃちゃんのお榊」

@19643812

第1話

孫たちの成長に感謝です。


エッセイ「続々続じぃちゃんのお榊」

                      清水太郎

 老人の一日は、忙しく過ぎる。幸せなことです、パパが泊なので孫たちといつまでも居たいのです。22時になってしまい、慌てて風呂に入りに行きました。洗面所の小さな窓を見て、あっと驚きました。自分の部屋へ、iPadmini4を取りに行きました。途中で電源を入れ、窓を見るともう居ませんでした。窓に大きな「ヤモリ君」がへばり付いていたのです、前の家よりもっと大きな奴です。あきらめて部屋に帰り、忘れていたお榊の水を変えることにしました。先月の31日に買ったお榊は、もう枯れ始めているのです。長房町とたいらやへ買いに行ったのですが、「すみません、お榊はい入らなかったのです」でした。最初に買い求めた「宮の前」の花屋さんにありました、このお店は花等を卸しているのであったのでしょうね。国産のお榊も時にはあるのです。お榊を買い替える事は、出来ますが、中国からやってきたお榊を簡単に捨てられないのです。少しでも長く神棚へお供えしてあげたいと言う気持ちが強いのです。

 洋子さんとたいらやへ買い物に行く途中に、ヤモリの話をすると「私も玄関の処にいるのを見かけたわ」です。「娘の家は守られているのだ」と再度思いました、ありがたいことです。

娘は、はると君が、ありを踏みつぶしていたので「はるくん、アリさんもおうちに帰りたいんだよ!」と言ったそうです。すると、はると君は踏みつぶすのをやめて、水をかけ始めたそうです。それを見ていた、お兄ちゃんは「ありさん、お砂糖が飲みたいんじゃない」と言ったそうです。

洋子さんは「ゆうと君は、優しい子だね」と言いました、たいらやの駐車場に車を止め、歩いて八幡神社へ参拝に行きます。参道は日陰で、風が吹き抜けて涼しいのです。夕方から新宿へ出かけます、簡単に掃除をさせて頂きしました。汗が噴き出ます、手水を使い参拝して、たいらやの駐車場へ向かいます。セミたちの鳴き声が、背中から次第に遠ざかる夏の午後です。

不思議なことですが、数カ月からだと思います。朝、柏手を打つと、天井が響くようになったのです。家が共感しているのだと思い込んでいます。

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