わなびにありがちなよくある勘違い
アキラシンヤ
第1話
俺もわなびなんだけども、よく見る勘違いをこの際挙げてみる。
・クライマックスを予想させるな。
これ。ダントツでこれが多い。
確かに主人公の欠落や具体的な行動指針は序盤に提示するんだけれども、行動指針はあくまでさしあたっての難関に対するものに過ぎないのね。
例えば、魔王との戦いが最初の行動指針として提示されていたとする。
これでクライマックスで魔王と戦い、死闘の末に勝ち報酬を得て何かを失ったとしても、それは読者の想像の範囲内というか、うんまあそうだよねで終わってしまう。
その次、読者の予想を超えた続きがなければおもしろくない。
想像通りの物語など読む意味もない。作家は読者の想像を超えなきゃいけない。
魔王のもとへたどり着くまでに一つ目や二つ目の難関を消化してもいいんだけれど、戦いそのものがクライマックスなのは違うと思うのね。
ドラクエだってそうだけど、あらかじめ明示されている敵との闘いがクライマックスにくることは1以外ないよね。
5で例えればレヌール城の幽霊探しが最初の行動指針になるわけだ。
・序章で明示する情報が正しい必要はない。
設定とか世界観とか説明するけど、それらが正しい必要はない、というか誤った情報を交ぜた方がいいと思うのね。
物語が進むにつれ、今までの思い込みが覆るような真実が明かされる展開って大事だと思う。
初めにすべて正しい情報を伝えてしまったらいい意味で読者を裏切れないのね。
・読者の立場になって考えよう
これはまとめみたいなものだけど、僕の基準としては友人に勧めたい、貸したいと思えるぐらいおもしろく出来上がっているか? というのが基準なのね。
友人の趣味は自分のそれと異なる。それでも進めたいレベル。
自分が得意とするカテゴリの範囲内でおもしろくても、多くの人がおもしろいと思える作品でなければそれこそ一次すら危ういからね。
全部独断と偏見だけど、とりあえず初めに書いたのがほんとによくあるから書いてみた。
わなびにありがちなよくある勘違い アキラシンヤ @akirashinya
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