地下都市で増殖する人工生命体。そいつらは人類にとっての悪であり、そんな悪と戦うのが『當代の魔術師』なる人類の底辺とされる者達だった――。
序章からかなり緊張感のある展開で息を飲む。それは、“生きる”ための主人公のあがきでもあり胸に迫るものがあります。
政府に逐一、行動を監視されるという、もはや囚人のような扱いの彼らですが、そういった逆境からの成り上がりは後半になればなるほど熱くなると思うので、今後が気になりますね(>_<)
個人的には『じゃれあい』のエピソードが、緩急の『緩』作用として働いていて良かったと思いました。
一部の感覚と引き換えに超能力を開花させた、『當代の魔術師』なる者達の物語――。
あなたも是非、ご一読をっ!