壊れた心

--あれから5日経った--

「みんなーー、よいかーー、これから第一ダンジョンを探索する。ここからは、後戻りはできないぞーーーっ」

一人の男が声をあげた、

《うぉーーーーっっっ》

その中には....

「おい、subasa、ホントにいくのか?」

マルクがそう言うと

「当たり前だ、フックっク」

(スバサの奴、完全に壊れている。無理もない、小さい時に親父を亡くしてるから...死ぬのが怖いのだろう...)

「しかし、お前の母さん、銀が心配していたぞ」

「あぁ、知ってる、でも、俺は俺のやり方でやる」

「そうか、死ぬなよ....俺とお前とは班が違うから、じゃあなっ」

(あんなんじゃ....死んでしまう、このゲームのダンジョンには必ずボスモンスターがいる、しかも、これは仕組み敵が強いかもしれない...)

「それではーーーっっ、はじめーーっっ」

ぞろぞろとダンジョンに入っていく

「スバサ、よろしくな、俺はお前と同じ班のトモだ、よろしく」

「あぁ、スバサだ、よろしく」

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「マルクさん!後ろです」

「分かった、    ぐしゅっ」

そう言って次々とゴブリンをぶった切っている

「マルクさんどうしますっ」

「うわっーーー」

ゴブリンに殺されていく仲間たち...

「なんだ!こいつら強すぎる、それにやけに多い」

(くっ、運動をしばらくしていなかったせいか疲れる、そもそもこれは、自分自身がゲームに入っているようなものだ、まぁスキルだけが違うのがいいんだが..)

「マルクさん、スキルを使いましょう」

「こんなところで使うと、動けなくなる」

「では、どうします!」

「おらーーーっ」    

ぐしゅっ、ばきっ、どかっ、かきんっっ。ゴブリンを次々と倒し遂に全滅させた

「スバサ....お前」

(こいつの剣の突きなどが、まったく見えなかった!!)

「すごいな~スバサ君は」

「まぁな、トモ見ろ」

「これって...」

「ボス部屋.....」

マルクがつぶやくと

「これがですか?」

「あぁ、そうだ」

問いかけにスバサは答えた

「みんなが、集まってきたぞ」

マルクがスバサに言う

「あぁ、みんなーーーっ、ここがーーー、ボス部屋だーーーっ」

マルクは集まってきた人達に驚いた

(なんなんだ!これは、200程度いたのに、50もいないしかもその半分は傷を負っている)

「スバサ、今は、行くべきではない、少し、休憩を...」

「うるさいっ」

「スバサ....お前、くっ いい加減にしろっ、お前、死ぬぞ、何も守れないような奴に指揮はとらせられないっ」

「なんだ、マルクやるか~」

「くっ」

(こんなとこで、やってもぼこぼこにされるだけだ)

「分かった..でも聞いてくれ...まず、お前は、第一ダンジョンのボスを一人で倒したかもしれない、でも見ただろう、こんな最初の敵でここまで、人数が減った

実際、奴らも強かったきっと、ボスはもっと強い。そしてお前もそんなんじゃ、やられる、決めたんじゃないのか?銀を母さんを守るってだから

落ち着いてここは休憩をするのが先決だ」

「わかった、おまえらっ、10分だ」

(お願いだ、普段のお前に戻ってくれ)

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スターオンラインⅠ @subasa

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