第二十三戦 VS飛ぶ斬撃
直線状の傷跡が木や地面に見られるようになった。木の
「
やがて、背後から足音が聞こえてくる。距離にして十メートルほど。
「よう。テメーの能力ってなに?」
「能力をペラペラとしゃべるわけないだろ」
「けちな野郎だ。ま、能力を
奴はその場で膝を軽く曲げ、腰を落とすと、木刀を
「――飛ぶ
「ちぃっ!?」
木刀が振るわれる前に避けたが、高速で
「『斬撃を飛ばす能力』だぜ。シンプルだけど、サイッコーの能力じゃねぇ!? ヒャッハー!!」
その場で木刀を
この木も長くは持たないだろう。だが、逆に言えば少しは持つということだ。
剣道少女に比べて、奴は剣の
「ライダー……!」
「はっ……!?」
バトルロワイアル会場全体を照らす、夜空で輝く
「キィイイイイイイイイック!」
落下の勢いに全体重を乗せた、必殺の飛び蹴りを胸にお
奴が地面に倒れると、
第二十三戦 勝利
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます