こういうの駄目だ、弱い。だいすきです。
面白かった小説の作者様作品という繋がりでこちらも拝読させていただきました。いや、やっぱり面白い。
アヤカシ系が現代社会で生活する話は昨今よく目にするようになってきましたが、この作品はなんというか、そういうのとはちょっと違います。話自体には、大きな展開がある訳ではありません。とある河童さんの、とある一日が淡々と綴られています。その一日の中に散りばめられた小さな引っかかりを、これまた淡々と指摘しているのです。
それが、「そこかぁ!」と面白い。
そして、「でも河童さんの身になって考えれば確かにぃ!」と頷ける。
もしも作者様が「実は河童なんです」or「身内に河童が居るんです」とぶっちゃけられたとすれば、自分はしっくりきますね。