読ませていただきました。吸血鬼が事の露見を避ける以外の理由で血を吸うのに苦労する設定は面白かったです。当人たちには笑いごとではないでしょうけど。そして主人公は作中で未成熟さをからかわれていたのに、最終的にずいぶん爛れた関係を築いているのに苦笑いしましたw誰かの気が変われば成立しなくなる関係、なるべく長く続きますように。
ヴァンパイアとして生きる少年の青春ストーリー。ですが、最後まで読むと驚きの展開が待っています。私は驚かされてしまいました。完全に油断してた(;´∀`)物語の中に登場するウィルスは我々も良く知った物であり、その恐ろしさは一度は耳にしたこともあるはずです。そんなウィルスとヴァンパイアの因縁。切っても切れない脅威。非常に精緻に構築された世界観と、穏やかでありながらも闇の中で生きる彼らの人柄などが彩を与えているように思えます。是非最後まで読んでほしい作品だと思いました。
性感染症や経血感染について掘り下げると、とても深みが増しそうですね。AIDS、B肝などなど敵はいろいろ居ますから、主人公の発明スキルも存分に発揮してほしいです!検査して陽性だった場合のエピソードなど世界はさらに広がりそうです!面白い着眼点のお話、ありがとうございます
ヴァンパイヤに制約があるパターンは多いですが、この小説の制約はかなり特殊です。 血を飲むことへの制限。 この制限が物語の行く末を左右します。 果たして主人公の選択とは? 選択の果ての衝撃の真実をご覧あれ
制約は多いし、密かに社会を支配しているわけでもない。なんだか良い人たちな吸血鬼。メリットがあまりない。少年の奮闘記、といった作品ですね。これならバンパイアハンターもいらないか。
解けては現れる謎、手に汗握るような緊迫したシーン、そして予想を裏切る結末。というような感じで、比較的スムーズに楽しく読める小説でした。少し細部が物足りない感じはしましたが、良い作品です。