第8話 力 ――その①
僕たちがおじいさんの病院に着いた時、約束の17時までには15分程時間があった。
ロビーで待ち合わせの予定だが、おじいさんはまだ病室にいるようだ。どうせなので2人で病室までおじいさんを迎えに行く事にした。
病室に向かう途中、僕は1人の医師に声を掛けられた。
「やあ、君はこの前の男の子だね。」
人のよさそうな笑みを浮かべる小太りのその男の顔はまったく僕の記憶にない。
訝しげに医師の顔を見やると、彼は少し意外そうな表情を見せた。
「ほら、いつだったかな・・・そうそう、先々週の火曜日だよ、君が運ばれてきたのは。翌朝には私の顔を見る前にいなくなってしまったがな。そうか、私を覚えていないのは当たり前か。ワハハ。
まあ、元気そうで何よりだ。」
笑いながら医師は立ち去っていった。
僕は治樹と顔を見合わせた。
どういう事だ?と、治樹が目で語り。どういう事だろ?と、僕が目で返す。
「僕、先々週の火曜日学校休んだ?」
「ああ、だが担任のよっちゃんは風邪だって言ってたぞ。何だ?覚えてないのか?記憶ソーシツとかいうやつか?」
治樹が冗談めかして言った。
かもね、と、笑って答えつつ、僕は過去の記憶を探索した。
先々週、確かにおかしな事があった。火曜日の授業の用意をして学校に行ったらその日は水曜日で、幾つかの授業を教科書なしで受ける羽目になったのだ。そのときは単に自分のボケ具合に苦笑し、とりあえずは土曜が近づいたという事で無くした小銭を見つけたときのような少し得した気分に浸っていたのだが・・・
思えば、あのときの授業はどこか繋がりに欠けていて、後で復習を余儀なくされたのではなかったか?いや、そんな事より、あの日もっと重大な異変があったのではないか?
そう、学校に行く途中に不思議な少女に会ったのが、まさにあの日である。
更に詳細な事を思い出そうとしてみたが、どうも記憶に靄がかかってうまくいかない。
「まあ、とりあえずじいさんところに向かおう。」
その意見に賛同し、僕は治樹の後を追った。
いつかその内思い出すだろう。そもそも、どうにもならないものには抵抗しないのが僕の主義だったはずだ。
602号室。おじいさんにとっての入院中の仮住まいに足を踏み入れた僕たちを、意外な人物が待ち受けていた。
「母さん・・・」
「あら、龍輔。早かったのね。」
2年前、僕と治樹が高校合格を決めてから1ヵ月後、単身赴任をしていた父さんが九州に転勤する事になって以来、母さんは父さんの許で生活している。
当然、僕も一緒に付いて行く事を前提に母さんは引越しの準備を進めていたのだが、遅れてその事を聞かされた僕は、引越しに猛反対したのだ。親に対してそういうわがままを言ったのは、覚えている限り初めての事だった。
もう住むアパートも決まっていて引越しをやめる事は出来ないと言われても、僕は頑として聞かなかった。
治樹が僕の志望している高校を受験すると言い出した時、合格ライン遥か後方にいた彼に僕は出来る限り協力した。
治樹の志望理由は“白峰が受ける高校だからなんとなく”である。
ふざけた理由だが、何はともあれそれなりの努力を積んで受験を乗り切ったのだ。
勉強の面倒まで見ておきながら、今さら自分だけ引越しという事になれば、ばつが悪い思いをするのは分かりきっていた。
まさか激しく反対されるとは思ってもみなかったのだろう。当然納得してもらえると思い込み、僕に引越しについて相談しなかった事に、母さんは負い目を感じていたようだ。
結局、空き家となってしまう本宅の管理の請負手を捜す手間も考え、僕が1人で家に残る事に話が落ち着いた。
母さんと会うのは2年ぶり・・・というわけではない。母さんは年に2、3度家に帰ってくるので、顔を見るのはおよそ半年振りだ。
「帰ってくるんなら、電話くらいすればいいのに・・・」
「いえね、用事があって今日中には向こうに帰らないといけないの。」
とりあえず、今日はおじいさんの退院の手伝いがてら顔を見せに来たといったところだろうか。慌しいものである。
「あら、お友達?」
不思議そうに治樹を見つめる母さんに、僕が説明する。
「あ、うん。学校の友達。今日の昼は一緒に遊んでたんだ。」
その言を受け、治樹はやや気まずそうに、「どうも、はじめまして」とぎこちなく頭を下げた。
「へえ、楽しそうね。あなた学校での事全く話してくれないから・・・」
母さんは少し寂しそうに笑って、立て続けに質問をしてきた。
「どう?何か困ってる事はない?そういえば、ここ1ヶ月そっちの家の光熱費がちょっと高めだったけど、何かあった?」
「別に・・・」
「お父さんは最近輪を掛けて仕事が忙しいみたいで、当分帰れそうにないの。
そうそう、『龍輔も酒を飲める歳になった事だし、いつか飲み屋で酌み交わすのが楽しみだ』とか言ってた。
まったくお父さんは日本の法律をどう解釈してるのかしらね。」
笑いながらそう語る母さんに、僕は「ははっ」と苦笑で返した。
くだらない冗談にウケたのではない。普段ほとんど顔をあわせる事もないのに不自然に父親ぶった父さんの台詞が、滑稽に感じられたのだ。
「世話のかかる倅が色々と迷惑をかけてると思うが、すまんのう、
奥のベッドの方から、おじいさんの声が聞こえた。静子というのは母さんの名前だ。ちなみに父さんの名前は
「いえいえお義父さん、迷惑だなんて・・・豊さんには本当に良くしてもらってます。」
「ふむ・・・」
おじいさんは母さんの言葉に気の無い相槌を返すと、ほんの一瞬、何やら複雑な視線を僕に向けた。
その眼差しが何を意味するのか、僕に窺い知る事はできない。
「それじゃ、もう17時を過ぎとるし、そろそろここを出るとするかの。」
おじいさんの言葉に背中を押され、僕たちは病院を後にした。
家までおじいさんを送って、そのあと駅で治樹と別れると、僕は母さんと2人きりになった。
帰りの飛行機まであまり時間が無いという事なので、とりあえず空港に近い駅まで同行して母さんを見送る事にした。
まあ、一旦こっちの家に寄るなどと言われたら、それはそれで僕としては困ってしまうのだが・・・
太田先生と涼子ちゃんの事はまだ母さんには言っていない。特に問題がある訳でもないし、言っても母さんに余計な心配をかけるだけだ。
それにしても、1度生活を分かつと、たとえ親子であっても結局は赤の他人であるという事を、否応なく思い知らされる。道中、次第に沈黙の時間が長くなり、母さんと一緒に居る事に僕は息苦しささえ感じていた。
「ごめんね・・・」
別れ際、母さんが不意に呟いた。
「え?」
「いえね、父さんも転勤ばかりだし、ここ2年はあなたをほとんどほったらかしにしちゃって、色々と、その・・・友達関係とか苦労したんじゃないかと思って・・・」
母さんのその言葉を聞いて、僕は体温が僅かに上昇するのを感じた。それは、怒りに似た感情だった。
一体、母さんに何が分かるというのだろうか?
僕がどんな思いで中学の3年間を過ごしてきたか・・・
そして、なぜ2年前この地を離れる事に難色を示したのか・・・
一緒に住んでいた時でさえ、何も知らず、何も気付いていなかったくせに、今さら心配しているフリをして何になるというのだろう?
どうして自分の心が、母さんの何気ない言葉にここまで過敏に反応したのかは分からない。冷静に考えれば、これは僕の勝手な言い分である。
他人に理解されるのを拒んだのは他ならぬ僕自身であり、余計な詮索をしなかった母さんに感謝した事も多々あった。問題があるとすれば僕の方なのに、母さんを責めるのはお門違いも甚だしい。
「別に、何もそんな心配しなくていいから。勉強の方も、まあ何とかなってるし。」
何でもない風を装って、母さんに告げる。
「そう・・・何かあったらすぐに連絡しなさいよ。」
そう言い残して、母さんはホームを後にした。
母さんだって母さんなりに僕の事を考えてくれているのだ。その事に疑いは無い。
一方で、母さんの姿が完全に見えなくなると、少なからず解放感みたいなものを覚えるのも事実であった。
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その日、家に帰り着いたのは、夜の8時を過ぎたころだった。
「ただいま~~」
「あ、おかえり。ご飯出来てるから、早めに食べようよ。」
帰宅の挨拶に返事があるという状況にも、徐々に慣れつつある。
食欲をそそる香ばしい匂いが漂うキッチンには、涼子ちゃん1人が待っていた。
「あれ、太田先生は?」
「ああ、父さんなら塾講のカリキュラム会議があるんだって。何せこの時期だし。」
涼子ちゃんの言葉に納得して食卓についた僕は、「いただきます」と手を合わせ、秋刀魚の姿焼きに箸をつけた・・・
「て、この部屋のにおい!キッチンで秋刀魚焼いたの!?」
「あはは、思ったより秋刀魚の香りってつよいね。」
涼子ちゃんがきまり悪そうに苦笑を漏らす。
「“香り”とは言わないよ!まったく・・・
しかも、コンロの魚焼きグリル使ってないんじゃ!?普通にバーナーで焼いたでしょ!コンロの周り脂でベトベトなんじゃないの!?」
問い詰めている内に、涼子ちゃんの目付きが段々険しくなってきた。
「なによ、そんなに怒らなくてもいいじゃない!ちゃんと掃除もするし、消臭スプレーも買ってあるって!においと汚れが残らなければ問題ないでしょ!?」
掃除するといっても、おそらく換気扇を拭いたりとかもしないといけないだろう。その辺の大変さを本当に分かっているかどうか疑問である。
「掃除は、僕も手伝うよ。」
それでもまあ、結局、1歩引くのは僕の方だ。
涼子ちゃんの返答はない。
やや気まずい空気の中、僕と涼子ちゃん向かい合っての夕食の時間は流れてゆく。
僕が秋刀魚を平らげたとき、ようやく涼子ちゃんが口を開いた。
「秋刀魚、おいしかった?」
彼女なりの和平宣言だろう。「ごめんなさい」とは言わないところが涼子ちゃんらしい。
「うん、おいしかったよ。さっきは言い過ぎてごめんね。」
2歩も3歩も引いてしまう自分が少し情けなかった。
まあしかし、本当に大切な事柄に対しては、僕も譲ってばかりはいられない。今日は1つ前進する覚悟を決めて帰ってきたのだ。
夕食を終えた僕は、涼子ちゃんに質問した。
「ねえ、僕の持ってる“力”って、一体何なの?」
涼子ちゃんは一瞬厳しい表情になったが、問いを発した僕の雰囲気が以前と違う事に気付いたようだ。
「知って、どうするの?」
それは少し、僕を試しているような口調だった。僕も慎重に言葉を選ぶ。
「力を、制御する。この前みたいな事が起こらないように・・・2度と、力を暴発させたくないんだ。」
涼子ちゃんはしばらく黙ったまま僕を見つめると、1つ頷いた。
「それじゃ、私の部屋で話そうか。先に洗い物済ませるから、部屋で待ってて。」
「わかった。」
(まったく、“私の部屋”と言い切られてもねぇ。)
涼子ちゃんが使っているのは、もとはといえば母さんの部屋なのだが・・・
キッチンを後にした僕は、涼子ちゃんの部屋のドアノブに手をかけた。
ドアを開け、部屋の中を目の当たりにした僕は、息を呑んだ。
戸棚に並べられたぬいぐるみの数々に、花柄のベッドシーツ。ハンガーに吊るされた制服に少しドキリとする。
いつの間に、この家にこんな女の子スペースが出来上がっていたのだろう。
(そういえば、涼子ちゃんが来てからこの部屋に入った事無かったなぁ。)
見慣れていたはずの部屋なのだが、持ち主が変わるとこうも違うものなのか・・・
呆気に取られつつ部屋の中を見回していると、ふと衣装掛けの中の1着が目に留まった。
(これは・・・)
思わず歩み寄って手に取る。
それは、ワンピースだった。
白い木綿のワンピース。そのシルエットには見覚えがあった。
2週間ほど前に病院ですれ違った少女、僕を海へと誘った不思議な少女・・・これは、あの少女が着ていたワンピースではないだろうか?
断定は出来ない。しかし、これを涼子ちゃんが着ている姿を想像すると、おぼろげな記憶の中の少女と、奇妙に一致するのだ。
ガチャッ
「おまたせ。・・・って、何やってるの?」
「う、うわぁっ!」
僕は慌ててそのワンピースを衣装掛けに掛け直した。
恐る恐る振り返ると、何とも表現しがたい冷たい目で涼子ちゃんがこちらを見ている。
「あのっ!これは、あのっ!」
言い訳するにも、どうにも説明しようが無い。
「ふ~ん・・・着てみたいんだったら貸すよ、それ。でも、ちゃんと洗って返してね。」
「きっ、着るわけ無いだろっ!そんな趣味ないよっ!」
「別に隠さなくてもいいよ。この前デパートで女物を色々見立てられてる内に興味持っちゃったんなら、私にもちょっと責任ある気がするし。」
「だからぁ~、違うって!!」
僕の抗議も空しく、涼子ちゃんは思いっきり疑いの表情を浮かべたままだ。
「まあ、それはいいとして、”力”の使い方を聞きたいんだったよね。」
涼子ちゃんの声のトーンが少し変わる。
僕は、黙ったまま頷いた。本当は太田先生に聞こうと思っていたのだが、いつ帰ってくるか分からないし、涼子ちゃんから聞けるのならば問題は無い。
「ん、じゃあ、とりあえず私がやってみるのがいいかもね。適当にその辺に座って。」
やってみるとはどういう事だろう・・・疑問を感じつつも僕はその言葉に従い、小さなソファーに腰を下ろす。
涼子ちゃんは僕の正面に来て、そっと手をかざし、僕の額に触れた。
洗い物の直後であるせいか、涼子ちゃんの手はひんやりとしていた。
「まず、こうやって、相手の体に触れる・・・どこでもいいけど、額が一番効果的みたい。そのまま気持ちを落ち着けて、できるだけリラックスするの。
そして、精神を集中して、相手と自分が繋がっているっていう強いイメージを持つ。」
言っている側から、涼子ちゃんに触られている部分が温かくなるのを感じた。
不思議と心が静まり、鼓膜のさらに奥の部分で、さざなみの旋律が繰り返される・・・
涼子ちゃんが手を引くと、額に若干の名残惜しさを覚えた。
「まあ、こんな感じかな。あはは、龍輔さん、ちょっと緊張してたね。」
「こんな感じって・・・これは涼子ちゃんの”力”でしょ?
僕の持ってる、その・・・”サイト”ってのは、相手の心を感じるとかじゃなくて、もっと、破滅的で、狂気じみた・・・!」
僕の言葉を遮るように、涼子ちゃんが再び僕の額に触れてきた。
「龍輔さんにも、私と同じ事が出来る筈。いいからやってみて。きっと、龍輔さんが力を制御するのにも役立つから。」
「・・・わかった。」
僕が頷くと、涼子ちゃんは僕の隣に腰掛け、こちらに顔を向けた。
「さあ、どうぞ。」
催促されて、僕がためらいがちに涼子ちゃんの額に触ると、涼子ちゃんはそれに応じるように目を閉じた。
僕の隣に、涼子ちゃんが座っていて、こちらを向いて、目を閉じている。
指先から伝わってくる涼子ちゃんの体温・・・
人間の顔の中で一番注意を引く部位は、やはり目なのだが、その目を閉じられると、意識はその次に注意を引く部位・・・つまり唇に吸い寄せられる。
うっすらと湿り気を帯びた桃色の光沢に、僕の心は乱された。
「龍輔さん?もっと力を抜いて。緊張しないで。」
「き、緊張するなって言われても・・・」
無理な話である。
「そうねぇ・・・なにか、心が安らぐ風景とかを思い浮かべるといいよ。好きな曲でもいいし・・・」
そう言われ、僕は自分の心の内側を探索する。
心が安らぐ風景・・・なんだろう?
一体何を思い浮かべればよいだろうか・・・
そうだな、そう言えばさっき、頭の中でさざなみの音が聞こえた気がした。
よく分からないけど、海辺の風景なんかいいかもしれない。
よせてはかえし、またよせて・・・
それでいて海はただ青く、穏やかで・・・
潮の香り 海鳥の声
流れに身を任せてゆらり揺蕩う
浜辺を洗うさざなみの音が耳に心地よい
そして
「・・・て」
そして・・・
「・・・って」
そして・・・・・・・
「まって!」
その声にハッと我にかえると、じっとりと汗をにじませた涼子ちゃんが、額に触れている僕の手を必死に押さえていた。
青ざめた顔・・・痛いくらいに僕の手首に食いついたその指は、微かに震えている。
ぼんやりとだが、理解できた。僕はまた、“サイト”を発動させてしまったのだ。それも、事もあろうか涼子ちゃんに対して。
「ご、ごめん!!」
僕はとっさに手を引いた。
涼子ちゃんはぐったりとした様子で両手を下ろし、苦しそうに息をしている。
「大丈夫!?涼子ちゃん!!」
肩を揺さぶると、涼子ちゃんは顔を上げて必死に笑顔を作り、「大丈夫だから、心配しないで」と呟いた。
涼子ちゃんの目尻から、一筋の雫がこぼれ、頬を滑り落ちる。
「・・・涼子ちゃん、泣いてるの?」
僕は馬鹿だ。
絶対に力を暴発させたくない?
だったらなぜ、涼子ちゃん相手に人体実験みたいな事をしたのか。
自分の力が危険だという事を分かっていて、どうして!
あまりにも迂闊だった。
一歩間違えれば、涼子ちゃんが、彼みたいに・・・新沼さんのお兄さんみたいに・・・
「ほんとに、ごめんっ!!」
立ち上がり、部屋を出て行こうとする僕の腕を、涼子ちゃんが捉えた。
「龍輔さんの、せいじゃ、ないの・・・自分を、責めないで。」
足を止めた僕の背に、涼子ちゃんが頭を預ける。
その場に固まった僕・・・背中に感じる、心地よい重み・・・
同じ体勢のままもう一度、涼子ちゃんが繰り返した。
「自分を、責めないで。お願い・・・」
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