エッセイ「おじいさんの石臼」②
@19643812
第1話
王子神社と深いつながりが、あったのです。
エッセイ「おじいさんの石臼」②
清水清太郎
王子神社は、手水とはなっていませんでした。横で柄杓を使っている人の動作を見たのですが、最後に柄を手で拭っているのです。拝礼をする方々も、作法にかなっています。ここに来られる方は、信心の深い人ばかりなのでしょう。境内は、雨で濡れ、暗いのですが、穏やかな静けさでした。おみくじを買い、開くと「半吉」です。帰りながら、神社の由来を読みました。豊島氏に依る創建と書かれていたのです、八代将軍吉宗もこの神社を大切にしていたのです。
私も清水中世史研究所のブログで、「豊島勘解由左衛門尉 平康保・宗忠(兵庫頭)・同人室の墓」なる記事を書きました。戦国時代の豊島氏の本家に当たる人たちなのです、祖父たち家族もこの神社にお参りしていたと思います。
祖父は、板橋へ移り住みましたが、板橋は志村氏発祥の地なのです。叔父の法被に「志村清水」と写っている写真があります、母方の姓も「志村」なのです。辿るとこの地の志村氏に繋がるのです、不思議なご縁に思えてなりません。
清水中世史研究所の郷土史は、母方の先祖が書かせ、エッセイは、祖父と父が書かせているでしょうかね。ご縁(五円)をお賽銭として、投げ入れました。
北区役所に戻ると、依頼しておいた土地表示の書類が終わっていました。地図を撮影したところ「撮影はだめですよ、消してください」でした、王子駅へ戻りバスで北法務局へ向かいました。王子三丁目で降りればよいのですが、どのバスに乗ればよいのか解らずにいました。案内所で停留所を聞き、「王子三丁目に行きますか」と来たバスの運転士さんに、其の度に確かめて乗りました。
北法務局へ行くのには。歩道橋を渡るようでした、上に登って見渡したのです。方向感覚が、判らなくなってしまいました。法務局の受付で、以前、書類や電話でお世話になった人を、呼んでもらいました。「すぐに出来ませんから」「では、食事に行き、二時半ごろに来ます」と頼み、神谷町にある「藍屋」とバスに乗りました。来るバスに「神谷町に行きますか」と聞いたのですが、「行きません」の返事ばかりでした。とにかく乗り込み、神谷町の近くのバス停から「ジョナソン・藍屋」の看板を見つけたので「降ります、降りますよ」と叫びました。「ボタンを押して下さい」と、運転士さんに念を押されました。
神谷町の藍屋に来たのは、ポンタカードに七月末で切れる「期限付きポイント」はあるからなのです。13時からの予約をしていました、そのことを告げると席に案内してくれました。予約席のカードが外され、注文の品を確認でした。二人分の予約をしておいたので、一人ですと告げました。会計で「ポンタカードが使えますか」と聞きました、レジ係りが奥に行きしばらくして「使えません」なのです。dカードで払いました、3000円までが使える筈でした。
エッセイ「おじいさんの石臼」② @19643812
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