エッセイ「おじいさんの石臼」①
@19643812
第1話
念願の祖父の住んでいた、王子へ出かけました。
エッセイ「おじいさんの石臼」①
清水清太郎
東京に出かける朝、仏壇に手を合わせる。過去帳をみた、祖父石太郎の名前があった。「そうか、月命日だったのか!」7月21日に行くと決めたのは、娘たちに影響がないように、スケジュールを調整したからでした。
祖父と父が、昔、豆腐屋をやっていた。父は私の幼い頃にも、元八王子村で、豆腐屋を数年やっていた。父と母が朝早く「石臼」を回していた、その時の記憶をもとにエッセイ「おじいさんの石臼」を書こうと昨年の暮れに思いついた。元旦の朝に八幡神社へ、エッセイ「おじいさんの石臼」を書きますと絵馬を掲げた。
3月の始めと末に、2度にわたる「下肢静脈溜手術」を受けた。体調の回復が自分の思うようにならなかった。4月になったら祖父が、富山県の五福からきた「王子」の地へ、エッセイを書くための調査に行きたかった。その予定を決めたのが数日前だった。「21日と29日に、東京へ行きます」と従姉に、メールしたが、返事はなかった。確認の電話をして、29日に都営地下鉄の志村坂上で10時に合うことになった。
バックにジュース4個・キャラメル2個・水筒・充電器2個・折り畳みの傘・用意しておいた書類等を、夜の入れておいた。財布には3千円と小銭、キャッシュカードが入っていた。パスモには3千円以上ある筈であった。
妻も実母の見舞いに、この日に行くと言っていた。「一緒に、行こう」と決めていたが、雨が降っていた。「京王八王子駅から行く」と先に、城山手のバス手へ向かった。山手線で田端から乗り換えて王子駅に着いた、ホームからiPadmini4で写真を数枚撮影した。改札を出て、玉子の扇屋を探したが、見つからなかった。
北区役所の建物は、駅から坂を上がった道路の向かい側で、幾つもあった。左下の建物の玄関を入った、年配の職員が傘をビニールに機械で包んでいた。
案内の女性に来庁の用件を告げた、窓口が混み合っていたからそのほうが早く済むと思ったからである。「2階に行って下さい」と言われた、住居表示の窓口で用件をまた繰り返した。奥の方で背を向けている職員を呼んでくれた、「北法務局で旧土地台帳の閲覧のために、現在の新しい住居表示を確認したいのです」と言った。「時間がかかりますから、一階でお待ちください」「では、他の用事を済ませてきます」と、市の資料があるらしい建物へ向かった。まだ、出来てなかった、北区役所へ来る時にあった神社へ参拝に行った。其処が、王子神社だったのです。
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