第二作 小学生と言え!!
現在時刻はもうすぐ9時になろうとしている。あの出来事があってから僕は、ある一人の人間?を部屋に連れ帰っている。
「わぁーい!ベッドだぁー!」
「跳ねるなよ。下に響くからさ。」
あの出来事と言えばもちろん『ぜりぃ事件』だね。
僕が質問をしながら振り向くとそこには小学生ぐらいの女の子がいた。
(子どものいたずらか...)
そう思って僕は決意通り自分の部屋へ帰った。帰ったんだけど、今ベッド跳ねてるロリッ子、なんかついて来ちゃったんだよね。
僕が通う国立第二高等学校は、全寮制で生徒一人一人に部屋が提供され、生徒は3年間自分の部屋で過ごす。家具や電化製品などの日用品などはほぼ揃っており、無いものと言えば電子レンジぐらいである。
まぁその理由はいつか語るとして、今最も問題なのがここが男子寮だという事だ。
「これじゃあ僕が小さい子を誘拐してきたみたいじゃないか!!」
「小さい子とはなんだ!」
「どう見たってロリッ子じゃないか!」
「そこは小学生と言え変態!!」
「そんな事どうでも...」
言われて自分の言動を思い出す。
あぁ、確かに初対面の人に対してロリッ子はないな。
「じゃあ小学生。」
「小学生ではない。」
「はぁ?さっき自分でs」
「アリアナだ。そう呼べ。」
気づけば女の子はいつの間にか机の前で正座していた。
高校生クリエイター 夜立 御伽 @giru1125
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