終幕 檸檬味の接吻を




「口づけとは、どんな味がするのでしょうか」


 麗しい少女の声が、頭の中に響いた。


「あら。口づけなら毎日私としているでしょう?」


 ふふふふふ、と笑うのはまだ若さの残るおきぬさんだ。短く切り揃えた白髪を整えた、和装の淑女。皺くちゃの顔は気品があり、皺一本一本から色香が溢れてくるような、艶めかしい人だった。

 俺は、おきぬさんの前に正座している。……いいや。俺の意識を宿した誰かがおきぬさんと話しているのだ。


「ほうら、きれいになった」


 おきぬさんは深緑の茶碗を磨いて、掲げる。


「おきぬさまのいじわる……」

「だって嘘ではないじゃない」


 頬に熱を感じた。誰かは恥ずかしがっているらしい。


「旦那様のいらっしゃるおきぬさまなら、答えてくださると思ったのに」

「貴女はいつも藪から棒ね。一体どうしたの?」

「う、その、先日おきぬさまの観ていらしたドラマで、口づけは檸檬の味がすると若い女優さんが、その、言っていたものですから……」

「まあまあ、おませさんなんだから」

「おませさんだなんて! 子供扱いしないでください! 私だってもう立派に大人なんですから! このお家に来て三百年になるんですよ? スイちゃんやイツキちゃんよりずっとずっと大人です。れでぃ、なんです!」


 ぷりぷりと怒る誰かに、おきぬさんはふふふふふ、と笑った。


「口づけがしたいのなら殿方と恋仲にならないとねぇ。菜緒なおちゃんに意中の人はいらっしゃるのかしら」

「そ、そそそそれは! その、い、い、いぃ……」

「あらまあ大変。お赤飯炊かなきゃ」

「うぅ、結構です……」


 菜緒と呼ばれた誰かは両手で顔を隠し、俯く。


「それで、もう気持ちは伝えたの?」


 ぶんぶんと首を横に振る菜緒。


「いけないわねぇ。伝えなければ口づけの味も分からないままよ」

「伝えられないんです。彼には私の声が届きませんから」

「あら」


 おきぬさんは茶碗を茶棚にしまう。


「でも恋は障壁があった方が燃えるもでしょう? 諦めてしまうの?」

「諦めたくありません。諦めたくはありませんが、壁があまりにも厚くて高くて、恐ろしくて……」

「私は応援しますよ。……そうだ。今日これから湊斗ちゃんたちがご挨拶に来てくださるんですって」

「み、みみみ湊斗さまが、ですか!」

「嬉しいでしょう?」

「はいっ!」


 菜緒は身を乗り出した。


「お正月だから晩御飯もご馳走する予定なの。お手伝いしてくれる?」

「もちろんです!」


 おきぬさんはまた、ふふふふふと笑った。


「お茶菓子はいつも通り、菜緒ちゃんに選んでもらいましょうね。彩花堂は今日もやっているみたいですし」

「おきぬさま、すぐに行きましょう!」

「あぁ、そうだわ。今日は特別な日ですから、湊斗ちゃんに我が家の家宝でお茶を味わってもらおうかしら」

「なっ、え、そ、それは……!」


「安心して。あの子ならいつかきっと、気づいてくれるわ」


 視界が、暗転する。



 *****



「骨董素人の俺が持っててもなぁ。親戚からもいらないって言われてるし」


 閑散とした部屋が映った。

 既に主を亡くした屋敷で、俺が骨董品を整理している。

 母さんが買い出しに行った後の、あの時だ。


「掛け軸に、壺に、あ、納経帳もある」


『湊斗さま、湊斗さま』


「お、この焼き物、秋になると玄関に飾ってたやつだ」


『湊斗さま、どうか、どうか気づいてください』


「あー、駄目だ全然進まねぇや。でも、どうにかしないとだよな」


『私をどうするおつもりですか。湊斗さま、湊斗さま!』


「骨董品屋に持っていけばそこそこの値段はつくらしいし、やっぱ売るしかないんだろうな。寂しいけど」


『私を、売る、のですか? それだけはどうかおやめください。私は貴方さまのお傍に――』


「仕方ないよなぁ。この茶碗、おきぬさんが家宝だって大切にしてたやつだけど、うーん」


『どうして、どうして届かないの……?』


「仕方ない。母さんも売る気満々だったし、さよならだ、家宝」


『いや、やめて。私は、私は、もっと湊斗さまの……!!』


 視界が、赤く、紅く、染まる。

 同時に、俺が宿っていた菜緒の身体はどろどろと溶け出し、黒いタールのように流れ始めた。

 俺は異常事態に気づくこともなく、骨董品を手に取っている。

 黒は畳の上に広がり続け、遂には俺の身体を飲み込んだ。



 思い出した。俺の知らない記憶を。悲しみの源を。



 *****



 NINATOのセーターを着た俺は、あの日深緑色の茶碗で薄茶を嗜んだ。葩餅と一緒に。

 おきぬさんの屋敷は気配で溢れていたし、それが普通だと思っていた。当たり前だと思っていた。

 でも、そのうちの一つが、彼女だったとしたら。

 お泊りする度に聞こえた子守歌の歌声が、彼女だったとしたら。

 屋敷の廊下で躓いた時、身体を支えてくれたのが、彼女だったとしたら。

 黒猫達に浴びせられた冷水がすぐに適温になったのが、彼女の優しさだったとしたら。

 時々、花束やおもちゃをくれた“おきぬさんの友達”が彼女だったとしたら。


 俺は、大変なものを見逃していたのだ。

 俺は、大切な想いを蔑ろにしたのだ。

 一人の少女を、悲しみの奈落に突き落としたのだ。

 全く知り及ばないところで、絶望を彼女に与えてしまった。


 そして、その絶望を拭うために必要なものは、たった一つだけ。

 ようやくピースは揃った。

 これで、彼女荒御魂を救える。



「みなと」

「みなと」

「みなとー」

「みーなとー」

「おきてー」 

「おーきーてー」

「おーきてー」

「おっきてー」


 両頬を抓られて、意識が覚醒する。


「ん……」


 重たい目蓋を開けると、猫耳を生やした双子の女の子が俺を覗き込んでいた。


「スイ……イツキ……? え? は!? おれ荒御魂に……え?」

「イツキ、みなと元気そうだね」

「だね」


 俺の身体は畳の上に寝かされていた。

 ここは屋敷内のミシン部屋だ。

 八畳の畳部屋には様々な形状のミシンや端切れ、毛糸玉が散乱している。


「朱音ちゃんがとユメちゃんがね、助けてくれたんだよ。すっごく頑張ってあの子を散らしてくれたの」

「ほら」


 小さな指が指したのは、白銀の毛並みをした獣と、その毛にうずもれる朱音の姿だった。


「あ、かね?」


 俺は四肢で這うように、近寄った。


「湊斗様、よくぞ御無事で」


 白狐は澄んだ金色の瞳をぎらつかせながら、低い唸りに乗せて言葉を発する。

 眼差しには悲哀が滲んでいた。

 その研ぎ澄まされた金色が見つめるのは、息が荒く、苦しそうに胸を上下させる朱音だった。毛並みの中の華奢な身体は小刻みに震え、苦しみに悶えるように身を捩らせている。紅潮した顔で眉を顰めて「はっ、はっ」と換気を繰り返していた。


「もう、自衛のみ、って言ってたよな……?」

「はい。攻撃に妖力を使用すれば、結末は明白でしたから」

「だったら、どうして」

「朱音様のご意思です」


 そんな。朱音だってもしかしたら、ぐちゃぐちゃになるかもしれないのに。

 俺の、ために。


「……湊斗様。荒御魂の形成した空間において、私達妖は妖力の生産を妨げられます。ですから我々は主の保有する妖力に依存し、全ての行動を行うのです。攻撃も防御も、人の姿をとる事すら、一人ではままなりません」

「ユメちゃんは朱音ちゃんから妖力をもらってるの。でね、スイとイツキはみなとにもらってるんだよ」

「みなとは感じないと思うけど」

「感じる?」


 確かに何も感じない。それとも、ここへ来てから感じる疲労感は妖力とやらを奪われていたから、なのか。


「朱音様は、莫大な妖力をお持ちです。ともすれば、湊斗様やおきぬさまよりも莫大な妖力を。しかし、力はあっても技術が未熟なのです。私に与えるため妖力を放出する際、どうしても外界に多くが漏れ零れてしまいます。それ故に誰よりも早く疲弊し、妖力切れを起こしてしまうのです」


 左右に黒猫を従えて傾聴する。


「人間もね、ここで妖力がなくなると冷たくなっちゃうんだよ」

「でね、動かなくなるの」

「“ミコト”は荒御魂の空間における、妖力の供給源となる人間の総称です。放置すれば荒御魂は現実世界に悪影響を及ぼしかねません。そうなれば妖すら平穏無事とはいかない。ですから人と妖が手を取って世界を整えているのです」


 朱音は嘘をついていたのか、あるいは偽りなく信じていたのか。


「実は、本日が朱音様にとって初めての単独での実戦でした。朱音様自身、自らの消耗の早さはご存知です。ですから、喧嘩腰になってまで湊斗様を急かしたのでしょう。お赦しください。こうなってしまう事を恐れての言動だったのです」

「朱音は、どうなるんだ」

「残された時は、あまり長くないかと」


 脊髄を氷の塊が滑り落ちる。最悪の事態が目の前で待ち構えていた。


「ユメのば、か……恥ずかしい、から、ばらさないでって、言ったの、に」

「申し訳ございません」

 目は閉じたまま、朱音がユメを叱る。


「馬鹿はお前だろ。隠さずに伝えてくれたら、ちょっとくらい協力できたかもしれないのに」

「そうい、うのが一番、やな、の!」


 閉じた目蓋から涙が滲み、溢れた。


「誰の手も、借りず、に自分の力だけ、で解決したかった、の……一人前になった、ねって、おきぬさん、に、天国の、おきぬさんに、認めてもらいた、かったの!」


 鎖樋を滴る雨のように、目尻から雫が零れては白銀に吸い込まれる。

 きっと俺には計り知れない重圧と戦っていたのだろう。細い腕では抱えきれない、重くて冷たいものを。妖を知らなかった俺には見えない世界で。


「なぁ。俺さ、分かったんだ。荒御魂の正体も、絶望の理由も、求めている事も、全部。朱音が助けてくれたからだよ。朱音が助けてくれて、ヒントをくれて、護ってくれたから辿り着けた」

「うるさ、い……」


 相変わらずの悪態だ。

 泣きじゃくっている癖に、本当に可愛くない。


「スイ、イツキ。二人を頼む」

「えー、みなと一人で行くの?」

「こわくない?」

「へっちゃらだ。もし何かあった時のために、ちゃーんとここで留守番してくれな」

「うん。イツキいい子にしてるね」

「スイも。終わったらよしよしって褒めてくれる?」

「いくらでもやってやるよ」


 スイとイツキがようやく笑った。

 濡れ羽色の頭を二度撫でてから、俺は立ち上がる。

 廊下に出て、そのまま一直線に茶室へ。

 もう怯えない。化け物などと罵らない。悲しませない。

 絶望は俺にしか払えない。

 今までに経験のない方法だが、絶対に絶対に上手くやるんだ。


「いるんだろ? なぁ」


 部屋に入ると、今まで固く閉じたままだった襖に語りかけた。

 子供の頃、かくれんぼに使った押入れだ。骨董品が眠るこの場こそが――


「みぃつけた」


 俺は勢いよく襖を引く。


「アアァァアアァ……」


 そこにいたのは、紅い目玉と、漆黒の塊。

 絶望により、形を失った彼女だった。


「ごめんな、売るなんて言って」

「アアァアアア」

「母さんに取り合って、売るなって説き伏せるから。だから安心してくれよ。お前はずっとここに居ていいんだ」

「アぁアあァああア」


 呻き声に、微かに女性的な音が混じる。

 本来の音を、声を取り戻そうとしているのだ。


「ごめん。ずっと俺を看ていてくれたんだよな」

「ああアァアァあアあ」


 屋敷で起こるポルターガイストは、彼女が関わっているだろうものも複数あった。思い返してみれば、俺は彼女に見守られて成長していた。


「ほら」


 両腕を広げ、差し出す。


「今なら見えるし、触れるからさ」

「アあああぁあぁあ」


 黒い塊が、どろりと押入れから雪崩れ落ちた。

 深紅の眼球はこちらをじっと見つめて揺るがない。まるで恥じらっているかのように瞬くも、一瞬たりとも逸らさなかった。

 さあ、望みを叶えてやろうじゃないか。あまり上手く出来ないかもしれないが、許してくれ。


「菜緒」


 意を決し、俺は目を閉じて“彼女”に、口づけた。


 刹那、目蓋越しですら感じられる眩い光が、辺りを満たす。

 木漏れ日のような暖かさだ。彼女も感じているだろうか。


 光の中で腕の中の化け物は形を変え、温かく滑らかな手触りを伝えてくる。

 彼女の真の姿は、流動するタールの塊じゃない。


 ああ、ほら。呪いは解けた。

 柔らかい唇が、俺の唇を食んでいる。ゆっくりと、ねっとりと、弄るように、じわじわ唇を動かして。


 眩しさが僅かに弱くなったところで、俺は目蓋を開ける。

 やっぱりだ。もう黒い化け物はいない。

 俺が口づけていた相手は、白無垢を纏った少女だった。滑らかな天鵞絨びろうど色を結い上げて、頭を角隠しで飾っている。

 随分長く少女、菜緒は俺の唇を啄んでいた。柔らかく厚い唇に、脳が蕩けそうになる。


「……っは」


 息が苦しくなりだした頃、やっと唇は離れた。


「夢のようでございます……」


 深緑のつぶらな瞳が俺に注がれる。長いまつ毛に縁どられた色からは、今まさに涙が零れ落ちようとしていた。潤んだ目元の官能的な輝きが、俺の口角を引き上げる。


「もう悲しまないでくれな?」


 優しく頭を抱き寄せ、胸に預けさせた。


「はい……湊斗さま」


 窓からは斜陽が差し込み、蝉が煩く鳴き喚いている。生ぬるい気温も感じる。

 悲嘆の空間は滅びたのだ。


「そうだ。俺さ、屋敷に住めないか掛け合ってみるよ。うちの家族、押しには滅法弱いし、学校からも近いとか、俺の思い出の場所だからって言い続けてたらいけると思うんだ。菜緒もスイとイツキだけじゃあ寂しいだろ?」


 言葉はなく、腕の力だけが強まった。

 俺も過去に片思いをした経験がある。もし、面と向かって好きな子にいらないと言われたら。その辛さは十分に理解していた。


「私をずっと、湊斗さまのお傍に置いてください」

「ああ。約束だ」


 人ならざるものでも、心は通わせられる。学んだばかりの知識は正しかった。


「いつか、いつか、私を見てくださる日が訪れると信じていました。おきぬさまの血を継ぐ貴方さまもいつか、力に目覚めてくれる、と」


 長く使った物には命が宿るの。だから粗末にしてはいけませんよ。その子を悲しませてしまうからね。


 家宝の茶碗で薄茶を点ててもらったあの日、おきぬさんは言った。あれは菜緒を指していたのではないだろうか。


「みっなとー!」

「みなーとぉー!」

「うぐぇ」

「きゃっ」


 既知の衝撃に、二人揃ってよろめく。


「このタイミングで来るなよ!」


 了承もなく抱き着いてきたのは紛う方なく、スイとイツキだ。


「なおちゃん元に戻ったねー!」

「あー、ほんとだ!」

「はい。湊斗さまに願いを叶えていただきましたから」

「よかったねー!」

「ねー!」

「おいおいちょっと待て。お前らもしかして知ってたのか?」

「うん」

「うん!」

「マジかよ……」


 言えよ、言ってくれよ。どうして重要なところを口にしないんだよ。


「湊斗様! 菜緒さん!」


 次に現れたのは、振袖姿のユメだった。

 ユメはすやすやと眠る朱音を抱き上げ、笑っている。


「あら、ユメちゃん。ごきげんよう」

「おかえりなさい菜緒さん」

「こちらこそ、ご迷惑をおかけしました」

「ふふっ。終わりよければ全てよし、ですよ」


 くすくすと囀るように笑う二人。どうやら顔見知りらしい。

 荒御魂の正体を知らなかったのは人間だけだったってヤツだ。

 くそ、悔しい。ちょっとだけ悔しい。


「朱音はもう大丈夫なのか? えらく安眠してるみたいだけど」


 当人は安らかな顔で爆睡中だ。苦しんでいる様子もない。汗も乾き始めていた。


「はい。こちらに戻れば私も妖力を生産できますし、朱音様側に送り届けられますから。じきに目を覚ましますよ。今はぐっすりですけれど」


 穏やかで幼い寝顔から、どうすればあの悪態が想像できようか。目を覚ましたらまたぎゃあぎゃあ責められるに違いない。


「ねぇねぇみなと。スイとイツキによしよしは?」

「よしよししてくれないの?」

「ああ、そうだったな」


 良い子にしていたかは甚だ疑問が残るが、見上げるこの顔には勝てない。


「スイもイツキも、よく頑張った。ありがとうな、えらいぞ二人とも」


 両手で、二人同時に頭をくしゃくしゃと撫でた。擽ったそうに動く耳や艶のある黒髪に触れていると、本物の猫を撫でている感覚に襲われる。

 黒猫達は目を細め、悦に入った表情で「ふふふー」と笑った。


「みなともおつかれさま」

「びっくりしたでしょ?」

「びっくりどころじゃなかったよ」

「やっぱり!」

「みなと初めてだもんね。でも、イツキとスイがいて心強かったでしょ!」

「いきなり猫が人に変わった時は目を疑ったけどな」

「ばけねこぱわー!」

「ぱわー! だよ!」

「はいはい」


 両手をあげて飛び上がる二人。なんとも楽しそうでこちらもつられてしまいそうだ。菜緒もその姿を見てしっとりと微笑んでいる。


「あぁ!」


 一人で勝手に驚き、イツキは軽く跳び上がった。


「スイ、あのお花まだ咲いてるかな」

「あぁー! 咲いてるかな? みなとみなと! みんなで見に行こうよ!」

「花ぁ? どこで咲いてるんだ?」

向日葵ひまわりがね、今日の朝に咲いたの! 裏庭だよ!」

「スイとイツキで植えたの! みなと、まだ咲いてるかな?」

「多分、咲いてるんじゃないか?」

「行こうよー!」

「菜緒ちゃんもユメちゃんも朱音ちゃんもみなとも、みんな、みーんなで!」


 黒猫達はぐいぐいと腕を引っ張り、俺を連行する。

 左手はスイとイツキ。右手は菜緒。

 隣にはユメと、眠ったままの朱音。


 既に打ち解けたと信じたい彼女らと一緒に裏庭へ。



 非日常が、日常になった瞬間だった。



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ミコト 景崎 周 @0obkbko0

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