人類滅亡の危機が迫った世界。主人公は大切なものを取り戻すため、時間制限を課せられた危険な旅へ出る。街の平穏、肉体、様々なものが失われていく中、最後に主人公は何を手に入れるのか――なぜリノベイトは生まれたのか、超構造体都市の正体とは何なのか、約35000字の中に、ぎゅっと内容が詰め込まれた作品です。独特な文章で世界観や人物の行動を表現しています。
いや。話の内容が爽快なのかと聞かれるとまだ読み途中ですのでアレなのですが、迷い無い文面のなんと心地よいこと。センスがいいですよね。
作者が書きたいことがぎゅっと濃縮された作品。ゾンビのような再誕者《リノベイト》。人としての死が蔓延した世界。戦闘シーンの迫力。 改行や英文字で表現する独特の世界。 /ドクンドクン/というような表現。どれもこういうものを書きたいんだという作者の気持ちがものすごい熱量を持って読者に向かってきます。読者の体力を奪っていくほどの熱や濃さを持っているのに、読み終わった後に清涼感を味わえるので、熱い作品を読みたい方は是非。
一言一句から火薬と粉塵、死の臭いがするハード&ダークボイルドなアクション。擬音や一部の演出を改行や文字位置で強調する工夫が読者と物語をよりシンクロさせてくれる。作品の魅力を120%惹き出す技術を学ばせていただきました。ありがとうございます。
最初から最後まで、色濃い独特の質感が表現されている。通して存在する圧倒的な質感と、序盤から中盤、そこから終盤へとまた違った質感がある。そこから先は好みの問題かもしれないが、凄く好きだ!この質感を是非、体感してもらいたい。
描きたいポイントの濃度密度の高さにご注目です。冒頭から全力の情報量に溺れてください。
ゾンビが如き再誕者から人々を守る防人。だが主人公が滅び果てた地上に行った間に街は危機に瀕していた・・・。荒廃した世界観、襲い掛かるのは人間を殺して増殖する敵。最近の流行りのようですが、面白いものは面白い。ワクワクするものはワクワクするんです!過酷を極める地下世界で主人公がたどり着く結末とは?
とにかく濃い。これに尽きます。描写・情景・羅列される文言全てに作者様の魂を感じる。そしてなんといってもその真骨頂は迫真のバトル描写。特に現行最新話、再誕者に抗する力を手に入れたミロクのバトルは圧巻!王道とも言える熱い展開とカタルシス。そして物語を通して横たわる、一抹の寂寥感――。この先、この物語がどのような結末を迎えるのか。最後まで見届けさせて頂きます!!٩(๑•̀ω•́๑)۶
読んでいて銃器に対する愛を感じました。雰囲気はBLAMEか、最初に思ったのはガングレイブでした。コンテスト頑張って下さい。