第25話 感情移入の喜び

 言葉は声になる。言葉は映像になる。言葉は希望になる。言葉は伝わる。死んでしまっても言葉は未来に届く。録音された言葉。書かれた文章。映像の中で語る言葉。映像自体も言葉を伝える。

 言葉は読み手の解釈によって読まれ方が変わる。しかし、当たり障りの無い文章は誰にも響かない。そこに感情があり、信念があるものは、響く。誰かに絶賛されるものは必ず批判される。読み手の感情を爆発させるものが何かしらある、そういったものを書くことに意味はある。

 読者の感情を想起させようと読者を操作するように文章を書く。

 自分の感情を叩き付けるように感情を書く。

 フィクションの場合、登場人物が感じている感情を読者も感情移入して感じることになる。

 キャラクターの悲しみ、喜び、熱い想い。

 もし自分に熱い想いが無い場合はキャラクターにもたせればいい。

 キャラクターに共感しその熱い気持ちを自分も一緒に体験することがフィクションを読むことの喜びの一つだろう。

 現実で何の感情も感じないから、フィクションで感情を思い出したいのだろうか。自分の奥に秘められた自分でも知らない感情が爆発する。

 

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小説のアイデアを得るためのノート キツノカ @kitsunoka

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