さようならという言葉は、その言葉を吐く時の心情や表情が大切なのかなと愛宕は思っていました。
その言葉を紐解けば「左様ならば(そうならば)」という言葉となり、その後に続く言葉で人間性や相手に対する思いが伝わるのではないかなと。「それならば、これでお別れですね」という素っ気ない気持ちで挨拶するか、それとも「それならば、今回は一旦のお別れですが――」と、前向きな思いを伝えて再会を願うか。ってな感じぃ☆
――『学び舎の壁 いかに褪せども』
年月が過ぎ……その学び舎の色は褪せてしまっても、「さようなら」を言わなかった同胞たちと繋がる心は、いつまでも大切にしておきたいものですね☆
作者からの返信
愛宕さん、コメントありがとうございます!(o^^o)♡
そうですよね。私も、「左様なら」、なんだよなあ……と思いつつこの話を書きました。
左様なら。……その先に、いろいろな思いが込められますね。
何となく私には、次の約束がそこに続くかがわからない寂しさみたいなものが感じられてしまう……というのでしょうか、うまく言えませんが(笑)
また会いたい人には、わかりやすく、思い切り明るい別れの挨拶をしたい…そんな願望があるのかもしれません。別れの瞬間というのは、大切な相手ほど辛いものだから。もう会えないとしても、また会いたい。そうはっきり言ってしまいたい。そんな気持ちを綴ってみました(*^^*)
振り返ってみると、別れの瞬間を適当に終わらせたりしないで、もっと大切にしたらよかった……なんて思いますね。こういうの、みんな後から思うことなんですけどね´д` ;(笑)
あおいちゃんとノートでお話したこともあり、間をすっ飛ばしてこの時期ならではの句を先に覗いてしまいました(*´艸`*)
私は「またね」と言ってお別れすることにしています。
たとえ物理的にすごく離れてしまうとしても、交わることのない人生を歩もうとしている相手でも、いつか会いたいと思う人には「またね」と言ってお別れします。
「さよなら」
悲しい言葉だけれど、中原中也の詩は切なく美しくて大好きです。
*****
さよなら、さよなら!
いろいろお世話になりました
いろいろお世話になりましたねえ
いろいろお世話になりました
さよなら、さよなら!
こんなに良いお天気の日に
お別れしてゆくのかと思うとほんとに辛い
こんなに良いお天気の日に
さよなら、さよなら!
僕、午睡(ひるね)から覚(さ)めてみると
みなさん家を空けておいでだった
あの時を妙に思い出します
さよなら、さよなら!
そして明日の今頃は
長の年月見馴れてる
故郷の土をば見ているのです
さよなら、さよなら!
あなたはそんなにパラソルを振る
僕にはあんまり眩(まぶ)しいのです
あなたはそんなにパラソルを振る
さよなら、さよなら!
さよなら、さよなら!
作者からの返信
ひまわりちゃん、コメントありがとう!♡♡
そうですね。「またね」は最強の別れの挨拶だと、私も気づきました!(笑)
中原中也の詩…泣きました。
子供の言葉のように、優しく素直で、余分な言葉が一つもなくて…だからなおさらに、さよならの悲しさがまっすぐ心に響いてきます。胸が痛いほど。
涙が出る…。
素敵な詩を、ありがとう(o^^o)繰り返し読みたいと思います。
さようなら、さよなら、言えません。言いたくなくて。
バイバイも音声に出せずに、黙って手を振るかもしれない。
作品の中に、さよなら。を出してしまうと、さみしくて仕方なくなる。
お話の中ですら、使いたくないなぁって思います。なんでだろうね?
作者からの返信
六月さん、コメントありがとうございます!♡♡
私も、六月さんの気持ちと本当に一緒です。
さよなら。さようなら。
どうしてこんなに、寂しい響きなんでしょうね…。
別れの言葉に、寂しい響きを持って欲しくない。だって、もうその出来事そのものが、耐え難く辛いのだから。…そう思うます。
突然思い出しましたが、アフリカ(だった気がする)のどこかの地域では、人々が集まってお祭りのように賑やかに葬儀を行うところがあるそうです。そうやって、亡き人を明るい思いで天国へ送る。それは、とても素敵な別れの方法なのかもしれませんね。
さよならは別れの言葉じゃなく再び会うための約束
これ以上詳細に記すとハイエナが現れるので以下略
映画の主題歌で原作は言わずと知れた大作家の先生。
奇しくも今日KADOKAWAメディアミックス発展の
きっかけになる昭和の名作だったのかもしれません。
話は変わりますが大阪は広いようで狭い街なのです。
人口が日本で二番目の巨大な街なんですが現在まで
何度となく市内を動いていると古い知人に出会った。
いきなり声をかけられたり挨拶したりスルーしたり
数十年ぶりの再会もあれば数日の場合もありました。
なんでしょう? 出会うべき人間同士は例え別れても
道を違えてもいつかどこか別タイミングで邂逅する。
それは夢でも妄想でも願望でもなく真実なんですよ。
※魂が呼び合い共鳴する人間同士知らずに求め合う
さて(笑)
こんな戯言を深夜に目覚めて記したロマンチストは
大阪のど真ん中で半分以上引きこもりのオジサンw
はっはっはっはっはー(溜息を吐く)
作者からの返信
うっちーさん、コメントありがとうございます!♪
薬師丸ひろ子ですよね…うん、そう思いたい。さよならは、また会う日までの遠い約束。でも、「さよなら」って、寂しい響きですよね?また会える、とは思えなくて。
素敵ですね。また出会うべきひと同士は、たとえ別れてもまたどこかで出会う。…そんな可能性を考えると、どこかが明るくなりますね。
うっちーさん、ロマンチストなのですね!今まで気付かず…いや、これまでも作品のあちこちで、感じていた気もします。
すべて読ませて頂いたような気がしていましたが、「バイバイ」、未読でした。
「さようなら」という言葉、喪失感を伴うので、私も苦手です。
「バイバイ」があって良かった。再び会いましょうの意を込めて「ではまた」も好きです。「乙゛/〵叉」と書くのは、もっと好きです。
作者からの返信
ひいなさん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
大切な人との別れは、それだけで身を切られるように辛く悲しいことですね。だからせめて、別れ際の挨拶は、温かな希望の残る言葉を交わしたい。切実にそう思うのです。
ひいなさんの「ではまた」素敵ですね。別れの言葉かどうかすら曖昧になるような文字を選ぶ優しさ。悲しみが癒される気がします。