「麦角菌」
パンは焼きたてが食べたい。
ところでパンを食べるとき「これは小麦粉を練って菌があって作られているんだなあ」と考えるだろうか。
耳がある白いふわふわ。焼いたほうが美味しい。私はそのくらいしか考えていない。
つまり食事は楽しく空腹を埋めるため。食品は消費するために購入する。
知識として「練る→寝かす→発酵→焼く」の工程があって、イースト菌だとか重曹云々だとかは単語から知った。
家庭科で経験すれば小麦粉が膨らむ理由は習うかもしれない。
昔、授業でピザを焼いたような気もするが記憶違いかもしれない。
家庭科の授業は息抜きのようなものだったから。
パンってこうなってああなって食卓にあがっています。そうやって説明できる人はどの程度いるか。
真面目な姿勢で食事に向きあっている人は調理手順は知っていると思う。
私は真面目じゃないけれど発酵させて寝かせるところは知っていた。
ホームベーカリーは通販サイトでかなり引っかかる。
それとガス抜きめん棒のレビュー数がかなりあって驚いた。
パンに対する情熱が伝わってきた。
口に入れるものだから知っていたほうがいい。
学んだら忘れないほうがいい。
こと食に関しては寿命までの付きあいなので。
適当な食事はゆるやかな自殺だろうと思う。
あるダイエット法は適当な食事に当たるかわからないけれど、必須な栄養素を絶つことは恐ろしいんだなと、私は記憶した。
麦角菌の記事を見たときパンでも膨らますあれかなと思ったが違った。
上にあげたイースト菌、天然酵母のようなものではない。
記事の導入部に麦角アルカロイド云々やら毒性云々やらあって「えー……」と声がでた。
麦角中毒と歴史の項目を読んで欲しい。
歴史から学ぶではないけれど、人は幻覚の中で生きてきたんだなと納得した。
宗教の興亡とまでは言わない。でも歴史は繋がってるんだなあ。
創作の小ネタとして覚えておきたい「キュケオン」という飲料。
エレウシスの秘儀に用いられたとあるので、一種の幻覚剤だったのやも。
暗殺時のネタとして、必死の毒薬を用いるのではなく、「麦角菌で幻覚を見せる→被害者に謎をかき回すようなコメントを残してもらう」という展開もありじゃないかなあと思う。
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