日々徒然カクヨム日記

テンプレの何が面白いの？ 系の質問について

　あんまりラノベの事について興味のない人が言いがちなやつ。それが「テンプレの何が面白いの？」ではないかと思います。要するにワンパターンの話を書いて楽しいの？　と言う疑問ですね。私も興味のない頃はそうでした。

　で、書く側に回って分かったのは、そうすれば読まれるからと言うシンプルな答えだったんだぜ。

　これって逆に言えば、テンプレが嫌いな人はＷＥＢ小説なんて読まないと言う事になります。いや、お決まりの展開が苦手な読み手もいない事はないんです。ただし、数はそれほど多くない。そして、お約束の展開が好きな人は圧倒的に多いんです。そう言う世界が出来上がっちゃっているんですね。

　お約束以外の展開の話を書く人はそれなりいます。読み手より書き手側にテンプレが苦手な人は多いんです。

　この現状を、界隈を知らない人は知らないんすよねー。だから、そう言う作品しかないからそれを読むしかねーんじゃね？　と、供給側に原因があるように思い込んでいる感じなんですよ。実際は逆なんじゃぜ。書き手はテンプレ以外でも様々なスタイルの作品を書いているんじゃぜ。

　でも読まれていないだけなんだーぜー！

　テンプレ作品の良さって安心感ですよね。必ず主人公が報われるし、スカッとするし、無双感も味わえる。ハッピーエンドですしね。ただ、みんな似た展開になって先が読めてしまうのがデメリットかな。それがアンチに敬遠される理由なのでしょう。

　物語に求めているのがインスタントなカタルシスばかりというのは、まぁ、それだけ現実がしんどいと言う事の表れとも言えるのかも知れません。現代社会の闇……。

　ＷＥＢ小説はテンプレばかりだから読まないと敬遠している人。そう言う人が読者になってくれればこの状況は変わります。普通の物語が好きな人がたくさん読者になって、そうやって非テンプレ作品を盛り上げてくれればいいんです。よろしくお願いしまーす！

　まぁ、敬遠してるんだから進んで読みに来てはくれないんでしょうけど（汗）。