ハッピーエンドが書けない人って真面目な人が多いのかしら?

 物語の結末には大きく分けて2種類ありますよね。そう、ハッピーエンドとバッドエンドです。バッドエンドには更に本当に最悪な終わり方と、主人公は目的を達成出来なかったけど、結果的に事態は好転したと言うメリーバッドエンドがあります。

 詳しい人ならここから更に細分化出来るのかもですけど、それは今回のテーマではないので割愛しますね。


 さて、創作者には癖のようなものがあって、ハッピーエンドしか書けな人もいればバッドエンドしか書けない人、どっちも書ける人がいます。私はハッピーエンドしか書けないんですけどね。あ、ホラー系の話ならバッドも書けるかも?


 で、ハッピーエンドと言っても流れ的に言えば様々なパターンがあります。コメディ作品みたいにどんな展開になってもハッピーエンドになっちゃうものや、途中ですごいピンチになるんだけど、奇跡が起こってどんでん返しでハッピーエンドになる。普通の物語って後者のパターンが多いですよね。


 で、ここでバッドエンドしか書けない人ですよ。この人達が書く展開も途中まではハッピーエンド作品の流れと変わらないと思うんです。違いはクライマックスで奇跡を起こさせないだけ。それだけです。

 や、そんな単純なものだけでもないとは思いますけど……。


 バッドエンドになっちゃう人って、きっと真面目なんですよね。そう言う人は奇跡的な流れになっちゃうと「こう言う展開はしないだろう」ってブレーキをかけているんじゃないかと思うんです。現実的に考えて、そんな都合の良い事はおきねーからな……みたいな。

 創作なんて自由に書けるんだから、奇跡が何度も起きてもいいのにねぇ。


 その代わり、そう言う人は逆に登場人物が不幸になる方のマイナスの奇跡(病気とか、災害とか、事故とか、悪人との出会いとか……)は沢山描写していそうです(汗)。世の中甘くねーんだよっ的な。

 不幸な事とか不運な事はいつ訪れてもおかしくないですからねえ。そう言う出来事が発生する方がリアルではありますけど……。


 数年前にフォロワーさんの近況ノートを見ていたら「一般人が世界を救うような話はありえねーから」的な内容のものがありました。それはそれで作風とも言えるのですけどね。

 立身出世とか幻想だ。底辺は底辺以上にはのし上がれない。それもまた真実……。


 それでも私はハッピーエンドの話を書き続けます。リアルがなんぼのもんじゃーい。どんどん都合の良い展開にしていくぜ。奇跡サイコー! 不真面目バンザーイ!

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