セクシー田中さん問題
今回はカクヨムとは直接関係ない話ですけど、創作物の映像化と言う問題と捉えてここに自分の考えを書かせてもらいます。
まず最初に、この問題について『スキマニュース日記』でも取り上げました。
脚本家の人は原作を尊重してください!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882634877/episodes/16818023212604913692
まさかこんな結果になるだなんて……悲しすぎます
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882634877/episodes/16818023212714123693
スキマニュース日記では割と当たり障りのないふわっとした感想に終止したのですけど、その後のこの問題に関する様々な意見を読んでいて自分の中の認識も少しずつ変わってきましたね。
まず響いたのが、『この問題はいじめの構図と同じだ』と言うもの。確かに、様々な歪みが一番弱いところに集中しちゃって、本当に悪い人はそのままで一番弱い人がダイレクトにダメージを受けてしまっている。そして攻撃した本人は急いで証拠を消して雲隠れ。
テレビ局にとっては、人気ドラマを作ってくれる制作陣が大事な守るべき対象なのでしょう。同じくらいの熱量で小学館は原作者先生を守って欲しかったです。何故そう出来なかったのか……先生に味方はいなかったのか。
1人でダムに向かわなければならなかったのは他に迷惑をかけたくなかったからと言うのもあるのでしょうけど、そんな気持ちもお構いなしに絶対に守るって熱意のある人が周辺にいなかった。先生の心の変化を察してケアをしてくれる人がいなかったと言う事でもあります。寂しい……。
この問題が出た時に冷静な人が訴えたのは『個人攻撃はやめよう。負の連鎖を続けてはいけない』と言うものでした。確かに個人攻撃はよろしくないですよね。その人個人の問題ではないのでしょうから。
ではどうするか。組織単位で責任を取ってもらいましょうやって事ですよね。小学館が日テレを訴える。約束を反故にして大事な作者先生を失ったしまったのですから、損害賠償的なものを請求出来ると思います。日テレが殺したんですよ? これは殺人罪ですわ。過労死だって昔は問題にならなかった。今では違います。原作者を蔑ろにしたらどうなるか白黒ハッキリつけるのも大事な事ではないでしょうか。
これで裁判沙汰になれば、テレビ局は脚本家やプロデューサーを吟味するようになり、結果的に原作ドラマは原作者の思うものに近付いていく事が出来るようになっていくと思います。
後、この問題では日テレと小学館がグルだったのでは? と言う話も出てきています。儲けたい小学館と儲けたい日テレが、ドラマ化に難色を示す原作者先生を何とか言いくるめたと。
までもそこまではね。ちゃんと原作と違う流れになった時に原作者先生の要望も通りましたから。結局、脚本家の人がやらかしたスタンドプレイが発端なんだよねえ。
多分この事自体もやっちゃいけない事。しばらく干されるのは間違いないでしょう。とは言え、ここまで問題を大きくしたのです。脚本家を廃業するくらいのペナルティはあっていい気がします。文才はあるようですから、小説家にでも転向すればいいのではないでしょうか。
日テレと小学館がグルなのなら、遺族はこの2つの会社を訴えてもいいのかも知れません。人よりお金を優先する組織はしっかり反省してもらいたいですね。
今後の原作モノドラマはどうなるでしょう。すごく原作に忠実になるか、原作とは別物でもいいよとドラマに口出ししない作者の作品のみのドラマになっていくのかな。視聴者が求めてるのは原作に忠実な作品だけですけどね。
原作改変問題については、やはり最初にきっちり契約で決めておくスタイルが今後は当たり前になっていきそうですね。守られてないなら制作を中止にしたり賠償金を払うと。もっと原作者先生の立場が強くなって欲しいものです。
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