自作つまらないかも病の原因が分かりました
創作者の人が一度はかかる『自作つまらないかも』病、皆さんは罹患した事がありますか? 今罹患中の方も少なくないのかも知れません。厄介ですよね、自作がつまらないって感じてしまうって言うのは。
これが悪化すると作品がエタる事もありますし、作品自体を削除する羽目になったりもします。とても恐ろしい病気なのじゃよ。
ちなみに私は現在(※執筆時)執筆中の『魔法少女おじさん(仮)』で、この病気にかかってしまいました。3話目を書いていた時点で「あかん、これつまらんやろ」とこの作品を書き始めた事を後悔しております。早すぎんだろ……。
人によっては執筆中でなく、書き終わった後で読み返している時に発症したり、公開を始めてから発症する人もいたりします。発症パターンは人それぞれです。
では、何故創作者はこの病気にかかってしまうのでしょう。他作品と比べてしまうため? それはありますね。間違いないです。しかし、比べなくても発症する人はいます。つまり、原因は他にもあると言う事ですね。
この原因、私分かりました。それは『作者が自分だから』です!
どう言う事かと言うと、自分が書いているからその作品の先の展開も知ってるし、その展開になる意図も分かっています。そうなると、自分の技量ではこの展開にする事しか出来なかった。もっと面白く出来たかも知れないって思ったりもしますよね。『これが自作つまんないかも病』の正体なんです。
この病気の発症条件は、作者の読書量にも関係している事でしょう。名作を多く読んでいる人ほど、それらの作品と自作を比べてしまうんですよね。大抵は名作の方が面白いと感じてしまうと思います。文豪作品の高みまではまだ遠いなと。
本来は比べなくてもいいんです。誰からも指摘もされてない内から自作を下に見なくていいんです。むしろ、作者だからこそどんなに酷評されたって自作を愛するべきなんです。自作を一番愛しいと思えるのは作者でしょう。
だったら作者が愛し抜かないと。作者にまで見放されたら作品が可哀想です。
『自作つまらないかも病』は妄想です。有りもしない幻影です。もしリアルで色々言われたとしても、作者だけは自作を認めてあげてください。色々言われてそこで問題点が見えたなら、次作でそれを克服していけばいいんです。転んだから転ぶ理由も分かると言うものです。作品を書いたから気付けたんです。
誰も何も言われていない内から落ち込まないでください。比べるなら、せめて自作の過去作にしましょう。どうか皆さん、自作に自信と愛を持ってくださいね。
と、書いている私自身がこの病気にかかって自作を愛しきれていないのですが……(汗)。うう、上手に書けなくてゴメンよォ。
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