プロットを完成させると満足しちゃう病

 皆さんは作品のネタを思いついたら即執筆しますか? 私はまず設定を考えます。まずは登場キャラを考え、作品の舞台やアイテムなどを考えていきます。それらが大体固まったところであらすじを構想していきます。それらが出来上がったところで各話タイトルなどを考え、各話の筋書きを大雑把に作っていきます。


 で、それをストックにします。


 何故って思いました? すぐ書かないのは思いついた時はまだ別の作品を書いているからです。つまり、Aと言う物語を書いている途中でBと言う話が降りてくると言う事なのですよ。Aが完結していない内にBは書けませんよね。まずはAを完結まで書ききりませんと。


 勿論複数作品並行執筆と言う事も出来なくはありません。しかしそれにも限界があります。2作品くらいなら問題なく書けると思いますけど、それ以上になると頭が混乱してきます。

 私、過去に7作品同時連載と言うトチ狂った事をしていた事があったんです。結果は完結作がひとつだけと言うもの。残りの6作品は見事にエタりました(汗)。いや、完結させたい気持ちはあるんですよっ! 気持ちはっ!


 そう言う事もあって、作品連載途中に思いついた話はストックに回さざるを得なくなります。他の人のペースは分かりませんけど、私は結構頻繁に話を思いつけるんですよ。だからKACでも期間中に最大で40作品書けたんですよね。

 それで、いつでも書けるように初設定やプロットまで書いた企画書のようなものが溜まる訳ですが、これを繰り返していると、プロットまで出来た時点で満足しちゃうんですよね。


 そう言う作品の卵達が沢山出来たところで、執筆中の作品が書き終わります。となると、次に書く作品は今までに書き溜めたプロット達の中から選ぶと思うじゃないですか。

 しかし実際は書き終わったタイミングで、その時に思いついたばかりの作品を書きがちなんです。そう、ストックは残したまま。何なんでしょうね自分。


 やっぱり思いついたホヤホヤの作品が一番熱量が高いんですよ。だから、書ける条件が揃った時に何を書くかと言えば、その時の最新のプロットを選ぶ事になるんですね。

 結局、それ以前に溜まったプロットは日の目を見ないのです。悲しい話や……。


 いつか書こうと思うんですけどねえ。タイミングがなくてねえ。プロットが完成した時点で満足しちゃってねえ。書きたいんですけどね。

 皆さんはそう言う事ありません? 私だけかしら?

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