キャラに喧嘩させるのが苦手です

 長編を書いていたら一度は描写されるシチュエーションのひとつに身内同士の喧嘩がありますよね。1話で仲直りするものから数話かかったり、時にはそこから最後まで敵同士になったり……。結末パターンは様々です。

 定番シチュエーションのひとつの喧嘩ですけど、私、この描写が苦手なんです。喧嘩シーンを書くとしたらシナリオ上で無理やり動かすしかありません。つまり、自然な見解の相違の描写が書けないんですよねえ。


 喧嘩シーンの描写の上手い人っていますよね。お互いに信念があってそれを曲げられない故に争う事になってしまう。まぁ喧嘩の理由なんて些細なものでもいいんですけど。きのこたけのことか例の丸いお菓子の名前なんかでも。

 シリアスな話でもギャグやコメディでも仲間同士でいがみ合う事はよくあります。どちらも相手の事を真剣に思っているからこそ喧嘩するなんてパターンもあります。


 でも、書けないんだなぁ。他にも書けないシチュエーションは多いのですけど、仲違いシチュは定番中の定番なのでどうにか書けるようになりたいのですけどね。

 何故書けないのか……。多分、各キャラを物分り良くしちゃいすぎちゃうんだと思います。もっと融通が効かなかったり頑固にさせればいいのでしょうけどねえ。後は勘違いとか? ダメ人間を描くのが苦手なのかも。本人こんなにダメ人間なのにね。


 それと、気に入っているキャラを喧嘩させたくないと言うのもあるのかも。喧嘩をするといがみ合ったり憎み合ったりしますしねえ。そう言う感情は敵に向けるだけでええですよ。うん。

 でも昔の青春モノじゃないけど、喧嘩を経て友情やお互いへの理解が深まったりみたいな展開もありますし、大事なのは喧嘩の結果なのよね。


 まずは自然な流れで喧嘩させるようなテクニックを身に付けねば。普段はしないような事をさせたりとかの不自然な描写では、読者も白けちゃいますものねえ。まず書いている私がそう言うのを納得出来ませんし。

 あーでも、本当、喧嘩シーンは苦手ですわあ。仲間同士はずっと仲良しでいて欲しい。仲良しにさせちゃう。みんな大好き! LOVE!

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