えっ? 異世界警察今度は単位に目をつけたの?

 今日(※執筆時)ツイッターを眺めていたら、トレンドに『メートル法』ってのが入っていたんですよ。全くピンと来なかったのでクリックしたら『異世界モノで長さの単位にメートルが使われてるのって変じゃね?』って言うものでした。じゃがいも論争再び!


 まぁでも、異世界の雰囲気を出そうと思ったら単位はオリジナルにした方が雰囲気出ますわな。オネアミスの翼とか、単位もその世界の言葉だったから異世界観がバッチリ出た訳で。

 別にオリジナル単位でその分量までオリジナルにする必要はないと思うんですよ。単位だけ別の名前にすればいい。それ以上凝ってもしゃーないでしょ。読者の負担も大きくなるしさ。


「そうか、1リームってのは大体1メートルと同じくらいなんだ」


 これでいいんですよ。名前だけ変えときゃいい。きっとそれがこの手の問題の最適解ですよね。勿論、もっと凝っても別にいいいんですよ。そこはもう作者のさじ加減と言う事で。


 て言うか、私が異世界ファンタジーをそんなに読まないのもあるのでしょうけど、異世界ファンタジーでメートルとかグラムとか出てきた記憶ないんですけど。やっぱり出す人は出しちゃうのかな。まぁ気にしない人は気にしないし、別にいいかなと言う気もしますけどね。

 そう言う人でも必ずビールはエールにするんだなぁ。そこは譲れないポイントなのね~。有名だからかな~。


 異世界って、凝ろうと思ったらどんどん凝れるじゃないですか。その匙加減はしっかり見極めないとですよねえ。地図描いて年表書いて気候風土、生物分布を設定して、作物分布や郷土料理、服装に髪型、病気、宗教、戦いの歴史、神話、流行りの変遷、国ごとの特質、月や星座などの設定、人種に言語に文字、絵画や彫刻などの芸術の地域ごとの特色、産出される鉱物や宝石……考えだしたらきりがありません。設定する人はほぼいないと思いますけど、各地域の地質とかね。

 丸々ひとつの世界を作るのですから、本来は現実世界と同じだけの情報量が必要な訳です。もしここまで厳密に作っている人がいたらすごいなあ。


 他にもその地域の偉人とか格言とか有名な歌とかね。それを国ごと地域ごとに考えたら……何年かかるんや。国があるなら国同士の確執もあるだろうし、この世代の王は優秀だったけど、この世代は最悪だったとかそう言うのも地域ごとに作ったり。永遠に終わらないだろ……これはよお。

 え? 物語で必要のない部分は設定しない? それが正解です。でも凝る人は考えちゃうのよ。その方がリアルになるからって。確かにそうなのでしょうね。ノート何冊分も考える人もザラに居るのだろうなあ。


 と言う訳で、メートル警察の人が厄介なら単位だけ言い換えましょうと言うのが今回のお話でした。実に簡単に解決しましたね。メートル警察恐るるに足らず!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る