言葉狩り?
どうも最近の出版業界では、とある言葉がタブーになってきているようです。7月12日(※執筆時)にツイッターのトレンドに『言葉狩り』と言う気になるワードがあがったんですよね。
発端は『ぱにぽに』で有名な漫画家の氷川へきる先生のつぶやきでした。要約すると『狂』と言う言葉を使ったらダメなんだそうです。どんなシチェーションでも。後はサイコパスやメンヘラもNGなんですって。そう言う精神的にしんどい人に対する配慮だそうで……。自主規制ってヤツですわな。
こう言う『配慮』って、つまり圧力団体からのクレームだったりするみたいです。力がある組織には表現の自由は無力なのだなあ。ただ、もうその団体からの圧力がなくなっても、またそう言うクレームが来るのは面倒と規制を続けている場合もあるのだとか。会社組織ですねえ。
もっと表現の自由のために戦ってくれよう。作者はその言葉でしか表現出来ない言葉で物語を紡いでいるんだよう。
まぁ、中には自主規制を別の言葉でうまく表現して名言になる場合もあります。ただ、多くの作者はそう言う努力はしたくないと思っていはず。そりゃ当然ですよね。使える言葉が多い事に越した事はありません。
こう言う表現規制の変遷は昔っからある事はありました。ですが、何故今も増えるのかと。メンタルがしんどい人が影響を受けるから変えましょうと言う流れ言えば『障害者』を『障がい者』や『障碍者』に言い換える運動を思い出します。
配慮が必要なパターンもあるとは思いますけど、行き過ぎるのは如何なものでしょうか。『狂』の文字自体をを禁止にしたり、サイコパスや独り言をブツブツ言う所作の表現もやめてくれって言うのはもはや悪質なクレームですよ。
よく臭いものに蓋をするって言いますけど、蓋をしたところでそう言う現実は消えないのに。まだ漫画は絵で表現出来るからいいですけど、小説なんて文字だけなんですから。その文字自体を禁じられたらどうしようもないです。
まぁアレですね、こう言うのは自主規制なので、あんまり縛りがキツいなら最悪出版社を頼らずに自分で電子出版で出すのも手かな。昔の自費出版に比べたらかなりハードルは低くなりましたよね。
WEB小説サイトとかで人気になれば、そう言うルートもありかもですな。
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