人気がなくなってきた場合のテコ入れについて

 長期連載中で人気の落ちてきた週刊連載の漫画やらマンネリ化して人気が低迷してきたバラエティ番組などで時折行われるのが『テコ入れ』です。テコ入れネタ自体は以前にも取り上げているかも知れませんね。

 もしかしたら全く同じ事を書くかも知れないので、前に読んだテーマだなと思った人はここから後は読まなくてもいいです。行き当たりばったりで書くので多少は違う事を書くとは思うのですが(汗)。


 さて、このテコ入れ、上手くやれば人気が復活しますが、下手をしたらそのまま打ち切りになってしまう諸刃の剣です。それでも導入する事が多いのは、何もしなければそのまま終わってしまう危機感があるからなのでしょうね。上手く行っていればそう言うバクチはしませんし。

 テコ入れでは、それまでの流れに新しいものを取り入れる事が行われます。創作物では新キャラを出したり新しい展開にするとかですね。バラエティではセットを変えたり番組の仕組みそのものをガラッと変えたりしたりします。


 で、人気が低迷と言うと私達のWEB作品でも同様です。基本話数が進むにつれてPVは下がるものですからね。どんな人気作でもそれは変わりません。PVが減ってきて『ヤベエ!』となった時、皆さんはテコ入れを考えます?

 WEB小説は趣味なので、PVで0が続いたってモチベが下がるだけです。ずっと書き続ける事は出来ます。それにテコ入れで読者に媚びてもPVが上がる保証はどこにもありません。路線を変えた事で物語が破綻して中途半端なものになってPVが下がり、モチベが続かずにエタるなんて事も考えられます。


 皆さんはそんなリスクを承知でテコ入れをしますか? それとも人気がなくなっても最初の構想通りに書き続けますか? まぁこの質問に正解はないです。て言うかどっちも正解です。やりたければやればいいのです。趣味ですからね。

 ただ正直、人気が落ちたところでのテコ入れはほぼ効果がないとは思います。よっぽどすごい事をしない限り。読者が減った状態って、既に多くの人は離れていますよね。そこで路線を変えてもよくて現状維持、下手すれば数少ない読者も離れてしまいかねません。人気が下がってもついてきてくれる読者は今の作風が好きなのであり、そこを変えたら失望してしまう可能性の方が高いからです。


 人気が下がってからのテコ入れは誰でもすぐに見られるテレビ番組や、他の作品のバーターで読めちゃう雑誌だからこそ効果があるのでしょう。わざわざその作品を選んで読むWEB小説では厳しいと言わざるをえません。

 WEB小説で効果的なテコ入れをするとしたら、人気が落ちた頃ではなく、むしろ人気が絶頂の頃にすべきです。人気のある時なら多少の無茶も許容する人が多いはず。そこで色々やってみるのですよね。勿論失敗したら多くの読者を失いますが、成功すれば更に人気になるかも知れません。


 ちなみに私は石橋を叩き壊して渡らないタイプなので、テコ入れはあまり考えないですね。PV0でも気にせず書きますし。て言うか、最初の構想通りに書きたいんですよね。自己満足で書いていますので。

 WEB小説でテコ入れを成功させられる人はすごいですよね。尊敬します。

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