世界観って大事なんだなあ
つい先日(※執筆時)大団円を迎えた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。皆さんはご覧になっていらっしゃいましたでしょうか。前回もこの水星の魔女ネタでしたが、今回もこの作品に寄せられたツッコミから話を広げようと思います。見ていらっしゃらない方、ごめんなさい。
えーとですねえ、そのツッコミは物語の終盤で主人公のスレッタが色んなところに協力を求めると言う場面があるのですが、そのリアクションが日本人のそれだよと言うものです。海外の人は滅多に頭を下げないからみたいなやつ。
設定のリアリティを考えたら、日本人リアクションを水星生まれの少女が行うのは不自然じゃねって話なんですよね。
これ私は全然気付きませんでした。日本人なので日本人リアクションをしても違和感は覚えませんよね。リアルに考えると、確かに日本人独特の動きを日本人以外がしているのは不自然と言えなくもないのですが。
勿論、あの世界ではアレが普通なんだよと言うこじつけはいくらでも出来ます。SFですしね。ただ、そこもしっかり考えてキャラを動かせれば、もっとリアリティは出たのかなと言う気もするんですよ。少なくとも、この手のツッコミはされていないはず(汗)。
日本が舞台で日本人しか出ないなら日本人リアクションで正解です。そして、日本産の作品でもヨーロッパの貴族の世界が舞台なら、欧風なリアクションをキャラにさせますよね。そうする事でぐんとそれっぽさが出てきます。
確かに水星の魔女はむちゃくちゃ凝っていて、SF作品としてみても一流の作品である事に間違いはありません。だからこそ、キャラのリアクションもしっかり考察しても良かったのかなと。考えた上で敢えての日本人的仕草の採用だったのかもですが。
まぁそんな感じで、神は細部に宿るとも言いますけど、細かな部分まで気を使うと作品に統一感が出て読者も気分良く読めるのかなと言う話でした。気にしない人は気にしませんけど、気にする人は気にするでしょうからねえ。
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