中華なラノベシステム

 以前、ラノベの海外展開の可能性について書きましたけど、皆さん覚えておいででいらっしゃいましょうか。先日、ツイッターのタイムラインを眺めていたら興味深そうなつぶやきがあったので、そこからリンクを辿って中華なお国のラノベ界隈の状況(※執筆時)が分かるサイトを発見しましたので紹介しますね。


 http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/52115881.html


 記事は、日本のラノベアニメが古臭いと言うテーマから始まっているのですが、そのコメントの流れから中華なお国のラノベ事情も見えてきます。

 要約すると、向こうではWEB小説の執筆だけで食っていける。儲かるから分業制になっている。人口が多いからかすぐに新しい刺激を求められ、流行のサイクルが早い。収益は文字数換算なため、文章に無駄が多い……等々。


 後、商業に特化しているから長編以外が死んでいるとも。まぁこれは趣味で書いている人の場合は当てはまらないとは思うのですけどね。

 とは言え、彼の国の人の気質から言って、長編書けば売れるのに儲からない短編なんて書くかよって言うのはあるのかも(汗)。


 私はリンク先の記事から推測しているだけなので、実情が本当にこの記事の通りかどうかは分からんのですけどね。ひとつ言えるのは、向こうのWEB小説サイトはそれで商売が出来るくらい盛況だと言うところでしょうか。すごいねー。流石10億超える人口がある国は違いますわ。日本じゃ収益化導入しても多くの人はお小遣い程度が関の山ですもんね。


 中華のラノベ業界の悪い部分も、ちゃんと向こうの読み手の人はしっかり自覚しているみたいですよね。先の長編以外死亡もそうですし、自国の文化が自国以外で受けないと言うのも分かっているようです。

 向こうのラノベも、内容的に読者受けを一番に書かれているって事なのでしょうか。ま、そうでないと読まれない気はしますねえ。


 後、サイクルが遅いって言う元々のテーマですけどね、中華な人の分析はひとつ間違ってます。作者ではなく、読者が保守的なんですよ。それと、アニメになるのが遅いのはしゃーないし。出版されて、実績が出来て、最後にアニメ作って、となるからね。つまりは構造上の問題。ま、ここで訴えてもしょーがないけど(汗)。

 日本でこのサイクルを打破するには、アニメ化前提のコンテストをするしかないんじゃないかな。京アニみたいに。


 そう言う訳で、今回は中華なお国のラノベ事情が分かったと言う話題でした。他のお国でもラノベ文化って浸透しているのかな。インドとか、アフリカとか、ヨーロッパとか、アメリカとか……。

 ラノベアニメのPVに海外勢のコメントが付く以上、需要自体はありそうな気もしないでもないのですけどねー。

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