殻を破った方がいいのかな

 自分が書きたい作品ばかり書いていても自己満足で終わるだけ、そう言う意見をよく目にします。勿論モチベーションが高く、向上心を持ち、常に向上し続けられるなら、書きたい作品を書いているだけでも成長し続けられるのでしょう。

 しかし、そう言う人以外はある程度のレベルで満足してしまいがちです、そう、私のように。


 書きたいジャンルを今の描写レベルで書いてそこで満足してしまう。成長ストップ。そのストップのレベルが低ければ、それからどれだけ作品を書き続けてもそりゃ読まれませんやね。面白くないですもん。落書きを見せられても暇潰しにもなりません。


 凡庸な作品は読まれませんが、そこで何かひとつでも惹きつけられるものがあれば、また話は変わってきます。受けていないなら、人気がないなら、受ける要素を、人気の出る要素を足していけばいいんです。多分。


 自分には無理だと自分で止めているものを開放する。苦手ジャンルに敢えて挑戦してみる。苦手展開を敢えて描写してみる。とにかく、今までと違った事をするべきかと。描写や展開の弱点が見えているならその研究をして、自分にないものを取り入れていくのもいい。とにかく現状に満足しない事ですよね。


 好きで書いているからいいんだと、趣味だからこれでいいと言う人はそれでもいいと思います。私もその手の向上心のあんまりないパターンです。


 ただ、読まれない読まれないって読まれたがっている人は、現在の自分の作品に足りないものが多い事を自覚して欲しいと思います。足りなければ埋めればいい、足していけばいいんです。今までしていなかった事にどんどん挑戦してみてください。

 新しいジャンルに、新しい描写に、新しい展開に。挑戦し続ければきっとどこかで答えが見つかるはずです。


 カクヨムは確かに読み手が少ないですけど、いい作品を書けばすぐに注目はされなくても必ず読者はつきます。名作はほっとかれません。ここで全く人気のない作品が他で大人気になる、そう言う事はまずないでしょう。本来★100以上は行きそうな作品が★50くらいしか評価されていない――なんて事はありえますけど……(汗)。


 まずは自分の殻を破ってみる事、例えば真面目な文章より思い切って弾けた方が読まれるかも知れません。自分の中にある面白さを追求して、それをぶつけてみてください。どうか多くの読まれない作者の作品が今後読まれるようになりますように。

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