物語について

 小説に限らず物語を描く時、その展開には大まかに2つのパターンが有ると思います。そう、リアリティを描くのか、奇跡を描くのかの2択です。


 ラノベ含むWEB小説の場合、後者のパターンが多いのではないかと思います。チーレムとかどこにもリアリティ要素ありませんもんね。

 何故奇跡を描くのか、それは読者もそれを望んでいるからです。趣味で読む物にまで現実を持ち込みたくないと言う人がそう言う物語を好んで読んでいるんですね。


 逆に徹底的にリアルを求め、あり得ない展開は書かない人もいます。何かが起きる時は必ずその前兆があり、物語の展開にも説得力があって決して常識外れな事は起こりません。こう言うのは現実を描く作品に多いでしょうね。徹底的な取材に基づいて読者の知らない世界も手に取る様なリアリティで描写します。そのかわり、大袈裟な展開には決してならない。

 そうして、そう言う物語を好む人もまた存在します。嘘が嫌いな人達ですね。とは言え、創作物はノンフィンクション以外はみんな創作なのですが。


 描く上でどちらが難しいかと言えば、やはり奇跡のない物語でしょう。奇跡を描く場合はどれだけ整合性が取れなくても、奇跡が起こったの一言で強引に話を進められますから。リアル志向の話は大人向けであり、刺激を求める人には向いていません。ちなみに、私もこの手の話は書けません(汗)。


 私は日々頭の中で産まれる妄想を文章に変換しているだけですからね。そう言うのは夢と希望に満ちているに決まってるんですよ。悲惨な展開とか報われない物語は書けないです。

 でも、趣味で好きに書いている間はそれも許されますよね。向上を目指すなら色んな事に挑戦するべきですが。

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